[chat face=”824919.jpg” name=”チーフコンシェルジュ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=”maru”]
- 上司からの圧力で退職できない
- 職場の人手不足から退職できない
- 退職の意思を伝えてもごまかされてしまう
様々な理由から退職できずに悩んでいる人に向けて退職者に代わり退職手続きのサポートをしてくれる「退職代行サービス」
この記事では現在注目を浴びている退職代行サービスの仕組みから利用する時の注意点までを詳しく紹介しています。
現在、会社を退職したくてもできずに悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
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退職代行サービスとは?
退職代行サービスは、会社を退職したい人が会社からの引き止めなどによって退職できない時に、本人に代わって退職までの連絡を代行してくれるサービスになります。
退職代行サービスを利用する時の主な流れは、次のようになります。
[box01 title=”退職代行サービスの流れ”]
- 退職代行サービス申し込み
- 担当者による退職理由等のヒアリング(電話やLINEにて)
- 料金支払い(3万円〜10万円)
- 退職者本人の手続き(退職届の提出等)
- 担当者が会社に退職連絡を代行
- 退職完了
[/box01]
退職代行サービスを利用する時の流れを見ると分かるように、退職代行サービスは企業に連絡を取るだけで、退職代行会社が企業と直接交渉することはありません。
弁護士以外が報酬をもらって法律にかかわる仲裁や和解交渉を行う「非弁活動」は法律で禁止されており、退職代行会社が企業と直接交渉することは法的に禁止されています。
そのため、退職代行会社ができることは、非弁活動にあたらない退職の伝言や説明、質問などに限られ、「有給休暇の取得申請」や「未払いの残業代請求」など、企業と直接交渉が必要な時は弁護士に直接依頼する必要があります。
退職代行サービスを利用するメリット
企業と直接交渉することができない退職代行サービスですが、退職代行サービスを利用することで次のようなメリットがあります。
退職できないストレスから解放される
退職代行サービスを利用する最大のメリットに、会社を退職できないことによるストレスやプレッシャーから解放されることがあります。
退職できずに悩んでいる人の多くが、上司からのプレッシャーや退職手続きが進まない状況に大きなストレスを感じています。
日々溜まっていくストレスやプレッシャーから体調を崩してしまう人もいますが、退職代行サービスを利用することで、自分で勤務先企業と直接退職に関するやり取りをする必要がなくなり、退職できないことによるストレスやプレッシャーから完全に解放されるメリットがあります。
転活動に集中できる
会社から退職できないことで、次の新しい仕事を見つけるための転職活動を始めることも難しくなります。
会社を退職することに多くの神経を使うことになり、求人探しから面接対策までやるべきことの多い転職活動を始める余裕もなくなります。
たとえ転職活動を始められても、転職先には必ず勤務できる日程を伝える必要があるため、退職日が決まらないことで、転職活動を進めることにも限界があります。
しかし、退職代行サービスを利用することで、退職に関する全ての連絡を任せることができ、自分は転職活動に集中する事ができます。
また、ほとんどの退職代行サービスがほぼ100%退職を決めてくれるため、転職先に勤務可能な具体的な日程を伝えることができ、転職活動をスムーズに進められるメリットがあります。
弁護士に比べて低価格で依頼できる
退職代行サービスは平均して5万円前後の費用がかかります。
金額だけ見ると決して安くはありませんが、弁護士に退職代行を依頼すると最低でも10万円以上の費用がかることになり、退職できずに悩んでいる人には貴重な選択肢の1つになります。
企業と直接交渉ができない制限はあるものの、弁護士に比べて低価格の費用で退職代行の依頼をできるメリットがあります。
退職代行サービスを利用するデメリット
退職代行サービスを利用することで様々なメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。
会社との関係修復が難しくなる
転職を経験した人の多くが、退職と同時に前職との関係も切れることになります。
そのため、円満退社ができずに険悪な状態の中で退職した時も、転職後に困ることはほとんどありません。
しかし、転職先が同業界・同業種の人は、転職後の仕事で前職の人と関わることや悪い噂を流される可能性もあり、仕事をやりづらくなることもあります。
特に、第三者である退職代行サービスが間に入ることで会社との関係を修復することは難しくなり、転職後の仕事がやりづらくなるデメリットがあります。
費用がかかる
退職代行サービスを利用するこで、費用がかかります。
メリットのところで紹介したように、退職代行サービスは弁護士に比べて低価格で退職代行を依頼できますが、平均して5万円前後の費用がかかります。
本来、退職は誰もができる当然の権利で、お金を払ってするものではありません。
自分で手続きを進めれば費用がかからな退職も、退職代行サービスを利用することで余計な費用がかかってしまうデメリットがあります。
退職代行サービスを利用する時に感じる不安や疑問
退職代行を利用するメリットやデメリットを確認してもらいましたが、いざ退職代行サービスの利用を考えた時に、様々な不安や疑問から利用を躊躇してしまう人も少なくありません。
そんな人に向けて、退職代行サービスの利用を考えている人がよくぶつかる不安や疑問についてまとめてみましたので、退職代行サービスの利用を躊躇している人は参考にしてみて下さい。
[chat face=”824919.jpg” name=”チーフコンシェルジュ” align=”left” style=”maru”]提供しているサービスは退職代行会社によって異なるので、利用できるサービスの詳細はそれぞれの退職代行会社に必ず確認するようにして下さい。[/chat]
本当に退職できるの?
多くの退職代行会社が、100%の確率で退職できることを明示しています。
退職できなかった場合は全額返金保証している退職代行会社も多く、退職代行サービスを利用すること自体に大きなリスクはありません。
会社から訴えられないの?
裁判を起こす費用や労力の面から、退職代行サービスを利用しても訴えられることはほぼありません。
しかし、会社に甚大な損害を与えた上で退職代行サービスを利用した場合など、100%訴えられないという保証もありません。
退職した事が親にバレないの?
退職代行会社が親に退職したことを知らせることはありませんが、勤務先から親に連絡がいかない可能性は100%ではありません。
退職代行会社に自分の親に成り代わってもらうことで親からの連絡を防ぐ方法もありますが、多くの退職代行会社が親の成り代わりは行なっていません。
そのため、退職代行サービスを利用することで、高い確率で親に知られずに会社を退職することはできますが、100%知られない保証はありません。
保険証、身分証明書なども会社に返却してくれるの?
退職代行サービスの仕組みでも紹介したように、退職代行会社は企業と直接やり取りをする事が法律で禁止されています。
そのため、退職代行会社を通して保険証や身分証明書を会社に返却することはできないため、自分で返却する必要があります。
しかし、自分で直接会社へ持っていく必要はなく、郵送で送ることもできるため、会社の人に会う必要はありません。
また、最終勤務日に会社へ返却すべきものを置いておくことで、郵送する手間を省くことができます。
退職代行サービスを利用する前にやるべき3つの事
退職代行サービスを利用するメリット・デメリットを確認し、退職代行サービスを利用する時に感じる不安や疑問も解消しました。
今すぐ退職代行サービスの利用を考えている人もいると思いますが、退職代行サービスは料金を払えばいつでもすぐに利用することができます。
焦って退職代行サービスを利用する前に、次の3つのことについて一度考えてみて下さい。
退職要件を頭に入れておく
退職代行サービスの利用を考える以前の話しですが、実際に会社を退職できるかどうかはともかく、会社を退職することに会社の承認は必要ないことを頭に入れておく必要があります。
正社員に限らず、派遣社員やアルバイト・パートなども含めて、雇用期間の定めがない人は、民法627条1項の定めによって、退職する2週間前に会社へ退職する意思を伝えれば、会社の承認に関係なく退職することができます。
- 民法第六百二十七条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
「電子政府の総合窓口(e-Gov)」より
そのため、自分が退職したいと思い、会社に退職の意思を伝えた2週間後には、会社側の承認がある・無しに関わらず、あなたはいつでも退職する事ができます。
上司などのプレッシャーから実際にはすぐに退職することが難しい人も、「自分が退職することは当然の権利で、間違ったことをしていない」ことを頭の中に入れた上で、必要以上に自分を追い込まないことが大切です。
あなたは2週間後には会社を退職することができ、いつでも今の苦しい状態を変えることができます。
今の職場で出来ることを考える
今の退職できない苦しい状況をいつでも変えられることを頭に入れた上で、自分が退職したいと思う理由について、もう一度よく考えてみて下さい
退職できないことで苦しんでいるあなたは、一刻も早く退職したい気持ちで一杯なはずです。
しかし、その退職理由を解決するために、今の職場で出来ることはもう何もないでしょうか?
- 職場の人間関係を理由に転職したい人は、人間関係を修復することはもう不可能でしょうか?
- 仕事内容が自分に合わない人は、部署異動などすることはできないでしょうか?
退職代行サービスを利用する前に、今の職場で出来る事がないか、もう一度よく考えてみて下さい。
上司の立場を考える
退職代行サービスの利用を考えている人の中には、退職できない理由が上司からの引き止めになっている人が多くいます。
そのような人は上司に苦手意識を持っている人も多く、すぐに大声を出す上司や何となく話しかけづらい雰囲気の上司など、引き止めを受けている上司と一緒に仕事をすることに大きなストレスを感じている人もいます。
パワハラまがいの高圧的な態度や暴力を振るう上司などは問題外ですが、引き止めを受けている上司に何となく苦手意識を持っている人は、上司の立場について少し考えてみて下さい。
多くの上司が中間管理職の立場で、上層部と部下との間に立って仕事に取り組んでいます。
部下をまとめながら仕事を進めていき、結果を出すことを求められます。
退職者が出れば管理能力の面で自身の評価も低下し、いなくなった人の仕事の調整などもする必要が出てきます。
そのような難しい立場で仕事をしている上司の中には、あなたとどのように接すればいいのか分からない上司も少なくありません。
特に年齢の離れた上司は自分の息子くらいの年齢の部下と仕事をすることになり、接し方に苦労している上司も多くいます。
[chat face=”0ebf41a40223cb7c67995c133a4cefee.jpg” name=”上司A” align=”left” style=”maru”]もっとコミュニケーションをとりたいけど、何て話しかければいいのか、、、飲みに誘いたいけど、今の若い人はあんまり好きじゃないって聞くし。[/chat]
もちろん、上層部と部下との橋渡し役や部下の管理が中間管理職である上司の仕事と言ってしまえばそれまでですが、上司との接し方を少し見直すことで、自分では思ってもみなかった上司の気持ちや考えを聞けることもあります。
一方的に怖いと思っていた上司の本当の気持ちを聞くことで、今までの辛かった職場環境が大きく変化することもあります。
上司の立場を少しだけ考えた上で上司との接し方を見直し、それでも上司との関係がうまくいかなければ退職代行サービスを利用すればいいだけです。
いきなり有無を言わさず退職代行サービスを利用してしまうと、第三者の退職代行会社が間に入ることで、信頼関係を元に戻すことは難しくなります。
上司との関係から退職代行サービスの利用を考えている人は、退職代行サービスを利用する前に、少しだけ上司の立場や気持ちについて考えてみて下さい。
退職代行サービスを利用する時の注意点
退職代行サービスを利用する前にやるべき3つのことに取り組み、それでも退職代行サービスを利用する意思が変わらない人は、早速退職代行サービスを利用していきましょう。
退職代行サービスを利用する時は、今まで紹介したメリットやデメリットなどを踏まえた上で、次の点に注意しながら退職代行サービスを利用するようにして下さい。
非弁行為リスクについて記載があるか
退職代行サービスの仕組みでも紹介したように、退職代行会社は報酬をもらって法律にかかわる仲裁や和解交渉を行う「非弁活動」が法律で禁止されています。
この非弁行為のリスクをしっかりと明示しているかどうかで、その退職代行会社の法律に対する姿勢や意識の高さを確認することができます。
[chat face=”824919.jpg” name=”チーフコンシェルジュ” align=”left” style=”maru”]主な退職代行会社の非弁行為に対する記載は、次のようになっています。[/chat]
退職代行会社の非弁行為の記載有無 | |
退職代行会社 | 非弁行為の記載有無 |
EXIT | ○ |
SARABA | × |
退職代行ニコイチ | ○ |
サービス内容、料金体系をしっかり確認する
利用する退職代行サービスによって、サービス内容や料金体系も大きく異なります。
サービス内容や料金体系を確認せずに利用することで、思わぬ出費を求められることもあります。
- 全てのサービスが3万円で利用できると思ったのに、折り返し電話対応に別途1万円請求された
- 営業時間外に対応してもらったら、基本料金の他に2万円請求された
このように、基本料金に加えて、サービスごとに追加料金を請求される退職代行会社あります。
退職代行会社を利用する前に、サービス内容や料金体系をしっかり確認するようにして下さい。
退職代行会社の料金体系 |
||
退職代行会社 | 料金 | 返金保証 |
EXIT | 正社員・契約社員:50,000円 アルバイト・パート:30,000円 |
○ |
SARABA | 29,800円 | ○ |
退職代行ニコイチ | 29,800円 | × |
まとめ
退職代行サービスの仕組みや利用する時の注意点について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
弁護士に比べて依頼制限があるものの、退職代行サービスを利用することで、会社を退職できない事によるストレスやプレッシャーから解放されることができます。
一方、新しい転職サービスのため様々な退職代行サービスが誕生しており、利用する退職代行サービスによって受けられるサービスの質や料金も大きく異なります。
それぞれの退職代行サービスを比較しながら、自分に合った退職代行サービスを見つけてみて下さい。
あなたが実際に退職代行サービスを利用するかどうかはともかく、今の苦しい状況が少しでも改善され、自分らしく働けるようになることを願っています。
[chat face=”824919.jpg” name=”チーフコンシェルジュ” align=”left” style=”maru”]数ある退職代行会社の中から、どの退職代行サービスを利用すればいいのか悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。[/chat]
