- 「一度は自分の地元を出てみたけど、やっぱり地元にUターンして働きたい!」
- 「自分が大好きな地方で、新たな生活を始めたい!」
このように、地元や地方へU・Iターン転職を考えている人はいませんか?
この記事では、U・Iターン転職のメリット・デメリットから転職を成功させるための方法を紹介しています。
地元や地方へU・Iターン転職を考えている人は、是非この記事を読んでみて下さい。
この記事が、あなたのU・Iターン転職の助けになれば、嬉しく思います。
地元や地方へU・Iターン転職する理由とは?
最近ではネット環境の整備や働き方の多様化など、都市部の生活にこだわらずに地元や地方へU・Iターン転職する人が増えてきています。
地元や地方へU・Iターン転職する理由には、どのようなものがあるのでしょうか?
自分のやりたい仕事が地元でもできる
昔は都市部にしかなかった自分のやりたい仕事が、自分の地元や地方でもできるようになったことで、地元や地方へU・Iターン転職をすることがあります。
ネット環境の整備に伴い、IT系の仕事を中心に、地方でも都市部と変わらない環境で仕事ができるようになりました。
在宅勤務や週に1回の出勤で仕事をすることが可能となり、都市部にこだわる必要のなくなった企業も、土地や人件費の安い地方へと進出することになりました。
そのため、都市部に集中していた仕事も地方へ広がる事になり、自分のやりたい仕事が地元や地方でもできるようになった事で、地元や地方へU・Iターン転職をすることがあります。
家庭の事情
家庭の事情によって、地元や地方へU・Iターン転職をすることがあります。
- 高齢になった両親の面倒をみるために地元へ戻る
- 自然の中で子育てをするために地方へ移住
- 結婚をきっかけに相手の地元へ引越し
親の介護をはじめとした家庭の事情から、地元や地方へU・Iターン転職することがあります。
地元や地方へU・Iターン転職するメリット
地元や地方へU・Iターン転職する理由にはネット環境の整備や家庭の事情など、様々な理由があることを見てきました。
地元や地方へU・Iターン転職をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
生活環境が良い
一般的に都市部に比べて、地方には自然が数多く残っています。
家族で移住することでで、自然豊かな環境の中で子育てをしながら、仕事をすることができます。
また、最近では地方をはじめとした郊外へのショッピングセンター進出やネットショッピングの普及など、地方で生活することの不便さも解消されています。
地元や地方へU・Iターン転職することで、自然が豊かな環境の中で生活をしながら仕事ができるメリットがあります。
様々な支援を受けられる
地元や地方へU・Iターン転職することで、行政や自治体から様々な支援が受けられるメリットがあります。
地方では人口減少が進み、全国には積極的に移住者を募集している地域が数多くあります。
移住後に一定期間住まなければいけないなど、各自治体によって条件は異なりますが、地元や地方へU・Iターン転職することで、様々な支援を受けられるメリットがあります。
お金をあまり使わない
メリットとしていいのか分かりませんが、地方に行くと都市部のような娯楽施設は多くありません。
そのため夜に出かけるような場所も少なく、お金を使う機会も少なくなります。
娯楽は少なくなりますが地元の繋がりが強い場所が多いため、地元にうまく溶け込むことができれば娯楽以外の様々な楽しい会などに参加することができます。
地元や地方へU・Iターン転職するデメリット
地元や地方へU・Iターン転職をすることで生活環境の改善や支出の削減といったメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。
賃金が安い
全国の最低賃金を比較すると、都市部と地方の間に賃金格差があることが分かります。
最低賃金・人口数比較表 |
|||||||
最低賃金上位10位 |
人口数 | 最低賃金下位10位 |
人口数 | ||||
1 | 東京 | 958円 | 1位 | 38 | 秋田 | 738円 | 38位 |
2 | 神奈川 | 956円 | 2位 | 39 | 鳥取 | 〃 | 47位 |
3 | 大阪 | 909円 | 3位 | 40 | 熊本 | 737円 | 23位 |
4 | 愛知 | 871円 | 4位 | 41 | 鹿児島 | 〃 | 24位 |
5 | 埼玉 | 〃 | 5位 | 42 | 沖縄 | 〃 | 25位 |
6 | 千葉 | 868円 | 6位 | 43 | 長崎 | 〃 | 29位 |
7 | 京都 | 856円 | 13位 | 44 | 大分 | 〃 | 33位 |
8 | 兵庫 | 844円 | 7位 | 45 | 宮崎 | 〃 | 36位 |
9 | 静岡 | 832円 | 10位 | 46 | 佐賀 | 〃 | 41位 |
10 | 三重 | 820円 | 22位 | 47 | 高知 | 〃 | 45位 |
・「厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧」「都道府県 人口ランキング」を元に作成
・全国平均最低賃金 848円
赤字で示した都道府県に注目すると、人口の多い都市部にあたる都道府県では最低賃金が高い一方、人口の少ない地方の都道府県では最低賃金も低い傾向があることが分かります。
もちろん例外もありますが、地元や地方へU・Iターン転職をすることで支出が減るメリットがある一方、収入となる賃金が下がってしまうデメリットがあります。
求人数が少ない
ネット環境の整備などにより地方への企業進出も増えてはいますが、都市部に比べると地方の求人数は少なくなっています。
自分が希望する仕事がU・Iターン先にないだけでなく、転職先となる働き口がそもそもない場合もあります。
大手転職サイトのリクナビネクストに掲載されている求人数を人口別に比較すると、次のようになります。
人口数上位10位 |
求人数 | 人口数下位10位 |
求人数 | ||
1 | 東京 | 4,211件 | 38 | 秋田 | 339件 |
2 | 神奈川 | 1,688件 | 39 | 香川 | 456件 |
3 | 大阪 | 1864件 | 40 | 和歌山 | 403件 |
4 | 愛知 | 1652件 | 41 | 佐賀 | 394件 |
5 | 埼玉 | 1291件 | 42 | 山梨 | 411件 |
6 | 千葉 | 1201件 | 43 | 福井 | 401件 |
7 | 兵庫 | 966件 | 44 | 徳島 | 324件 |
8 | 北海道 | 719件 | 45 | 高知 | 303件 |
9 | 福岡 | 1019件 | 46 | 島根 | 301件 |
10 | 静岡 | 824件 | 47 | 鳥取 | 302件 |
・リクナビネクスト 2017年11.17時点の求人数(全国求人数9,016件)
・人口数は「都道府県 人口ランキング」を参照
人口が集中している都市部では求人が多い一方、人口が少ない地方では求人数も少なくなっていることが分かります。
人口が最も多い東京都と人口が最も少ない鳥取県の求人数を比較すると約14倍の差があり、地元や地方へU・Iターン転職することで、賃金が低いだけでなく、求人数そのものが少ないことも頭に入れておく必要があります。
インフラが整備されていない場合も
U・Iターン転職をする地域によってはインフラが十分整備されていないこともあります。
ネットの整備などにより地方での不便さが解消されているものの、隣町まで行かなければない病院や1時間に1本しかこないバスや電車など、医療機関や交通機関のインフラが整備されていないこともあります。
地元や地方へU・Iターン転職をすることで、インフラが整備されていない事による不便さを受けるデメリットがあります。
地元や地方へのU・Iターン転職を成功させる方法
地元や地方へU・Iターン転職することで様々なメリットとデメリットがあることを見てきました。
地元や地方へU・Iターン転職をするには求人数の少なさが大きな妨げになっており、1件でも多くの求人を効率的に探すことが、U・Iターン転職を成功させる鍵となります。
大手転職サイトも全国の求人を紹介していますが、転職サイトの中には地域に特化した転職サイトもあります。
地域に特化した転職サイトには大手転職サイトには掲載されていない「独自求人」が数多く掲載されており、他の転職者があまりチェックしていないライバルの少ない求人をチェックすることができます。
地域に特化した転職サイトを各地域ごとに紹介しますので、自分が転職を希望する地域をチェックをしてみて下さい。
あなたの希望勤務地をチェック!地域別おすすめ転職情報 |
北海道に特化した転職サイト
北海道に特化した転職サイトに「ジョブキタ」があります。
ジョブキタは札幌に本社を構える転職サイトで、大手の転職サイトに比べて求人数は少ないものの、検索地域を細かく設定できるなど、地元北海道の強みを生かした細やかな求人探しができます。
東北地方に特化した転職サイト
東北地方に特化した転職サイトに「ヒューレックス」があります。
ヒューレックスは宮城県仙台市に本社を構え、10年以上にわたり東北を拠点に転職サポートを行ってきました。
大手転職サイトも含めて、東北6県の第一地方銀行全てと提携しているのは、ヒューレックスだけとなります。
そのため、ヒューレックスには大手転職エージェントも紹介できない独占求人が多く集まる仕組みができています。
また、ヒューレックスは東北地方へのU・Iターン転職を積極的サポートしています。
東京などの都市部で出張相談会も開催しているので、東北地方へU・Iターン転職を考えている人は、ぜひ活用してみて下さい。
北陸地方に特化した転職サイト
北陸地方に特化した転職サイトに「北陸求人.com」があります。
北陸求人.comの特徴として、求人数の多さがあります。
北陸求人.comが扱っている北陸3県(石川県、富山県、福井県)の求人数を、大手転職サイトのリクナビネクストと比べると、次のようになります。
大手転職サイトに比べて北陸求人.comの求人数は圧倒的に多く、北陸へのU・Iターン転職を考えている人にはおすすめの転職サイトになります。
中国地方、四国地方に特化した転職サイト
中国・四国地方に特化した転職サイトに「キャプラ転職エージェント」があります。
キャプラ転職エージェントは「広島、岡山、愛媛、香川」の4県をメインに転職サポートを行う、中国・四国地方に特化した転職エージェントになります。
キャプラ転職エージェントは、4県へのU・Iターン転職も積極的にサポートしており、東京や大阪などの都市部で、定期的にU・Iターン転職相談会を開催しています。
また、キャプラ転職エージェントはSkypeや電話での転職相談にも対応しているので、東京や大阪以外の転職相談会が開催されない地域の人も、気軽に転職相談をすることができます。
九州・沖縄地方に特化した転職サイト
九州・沖縄地方に特化した転職サイトに「リージョナルキャリア」があります。
リージョナルキャリはU・Iターン転職をメインにサポートを行う転職エージェントで、全国各地に拠点がある中、九州地方では「福岡、熊本、沖縄」の3県に拠点があります。
Uターン相談会も全国各地で開催しており、「開催地域、希望勤務地、開催月」から細かく検索できるので、自分がU・Iターンを希望する地域の相談会を簡単に見つけることができます。
まとめ
U・Iターン転職のメリット・デメリットから転職方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
U・Iターン転職は、転職する地域によっては一般の転職に比べて難しい面もありますが、親の介護や子育て環境の問題など、様々な問題を解決できるメリットもあります。
地域に特化した転職サイトをうまく活用しながら、あなたが望むU・Iターン転職が実現できることを願っています。