今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、未経験の状態から正社員の経理に転職した20代男性のM.Dさん。
より安定した正社員として働きながら、取得した簿記の資格を活かせる仕事をするために、未経験の状態から経理の仕事に転職することを決意したM.Dさん。
この記事では、未経験の状態から正社員の経理に転職を成功させた20代男性のM.Dさんが、転職を成功させた方法について紹介しています。
M.Dさんと同じように、未経験の状態から正社員の経理に転職を考えている20代の男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:M.Dさん
- 年齢:20代中頃
- 性別:男性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:3社
- 転職活動期間:3週間以内
- 転職活動中の悩み:応募できる求人がない
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:研修事務
- 転職後の職業:経理
未経験から正社員の経理に転職した20代男性の転職前・後の仕事内容
【転職前】
業界:人材育成
事業内容:企業研修のコンサルティング支援事業
職種:研修事務・総務
企業の研修を企画・実施する会社で、コンサルタントのサポートを担当していました。
具体的には、企業様の新卒・中途採用の社内研修に関して、研修企画の立案・提案を人事担当者にプレゼンしていました。
【転職後】
業界:金融
事業内容:証券仲介事業
職種:経理
経理職として社内の日常経理を始め、年次決算から監査法人対応まで行なっています。
未経験から正社員の経理に転職した20代男性が転職を考えたきっかけ
転職を考えたきっかっけは、全部で3つあります。
- 契約社員から安定した正社員になりたかった
- 取得した簿記試験をの知識を活かせる仕事をしたかった
- 企業の経営状態が悪化し、将来の不安を感じ始めた
企業研修のコンサルタント多くの裁量も与えられていたので、仕事内容自体には満足していましたが、給料が低すぎるのが不満でした。
契約社員という雇用形態で時給が1,000円だったため、給料の面では実質アルバイトの人とほとんど変わらない状況でした。
その上、早出・残業時間が月に60時間を余裕で超えていましたが、残業代は全く支給されませんでした。
そんな状況の中でタイミングよく転職エージェントから連絡を頂けたので、ダメ元で応募したのが転職活動を始めたきっかけでした。
未経験から正社員の経理に転職した20代男性が選択した転職方法
転職活動では派遣会社のリクルートスタッフィングを利用しました。
- 現在の仕事を始めて職歴が短い
- 経理に関する実務経験がない
- 「正社員」「経理」の求人自体が少ない
このような3つの悪条件が重なっていたため、まずは経理の実務経験を積もうと、派遣として働くことにしました。
リクルートスタッフィングでは「紹介予定派遣」の求人をでしたので、3ヶ月の派遣期間を終えたのち、正社員として雇用してもらえる可能性があることに大きな魅力を感じました。(実際に正社員として雇ってもらうことができました!)
考え方によっては3ヶ月の間に職場の雰囲気なども知ることができるので、ある意味では納得のいく転職活動がしやすいと思いました。
未経験から正社員の経理に転職した20代男性が転職活動で悩んだ事
派遣会社だけでなく、一般的な転職サイトや転職エージェントにも登録しましたが、以下の点で問題を感じました。
- 経理の求人を紹介されるのが1週間に1件あるかどうか
- 残業時間が30時間以上の求人が多い
- 求められる経験に「実務経験3年以上」が多い
私は経理としての実務経験がない上に、長時間労働に耐えられる体力もないので、希望条件を満たす求人が恐ろしく少ないことに悩みました。
そんな中、どんな形でも良いから経理としての職歴を積みたいと思い、希望条件とは違う求人に応募したこともありましたが、書類選考は通るものの、最終面接を通過することができませんでした。
不採用理由としては、「知識ややる気はあるが、実務経験が少なすぎる」ということでした。
ポテンシャル採用を謳っているいる求人でも、最終面接では「モチベーションや知識よりも実務経験を優先する」と言われ、不採用の連続でした。
「経理職×正社員」で採用されるのは、かなりハードルが高いのを痛感する日々でした。
雇用形態にこだわらずに、アルバイトでも良いからと応募してみましたが、そちらも「正社員として経理経験がある人だけが対象」と言われ、どの企業からも見送られました。
未経験から正社員の経理に転職した20代男性が転職成功のためにやった事
転職活動を通して意識した点は以下の通りです。
- 素直であることを演出する
- とにかく未熟者であることを強調しつつ、基本は低姿勢で挑む
- コミュニケーション能力は高いことをアピール
私の場合は、経理としての必要な知識は保有していましたが、経験が足りてないのが不採用理由でした。
経歴詐称する訳にもいきませんので、一般的な経理職の方が持ち合わせてないところでアピールしました。
コミュニケーション能力の高さを演出する為に、面接では明るくポジティブな受け答えを意識しました。(たまに冗談も言えるぐらいに)
また、経験がないからこそ、応募企業の風土や、やり方に染まることが出来るとも強調しました。
最初こそ教わることが多いが、応募企業の風土や慣習にひたすら従うことをアピールすることで、上司としても「何でもやってくれる人なんだな」と思って貰えるようにしました。
又、私はパソコン操作は得意なので、エクセルを使っての大量のデータを処理できることもアピールしました。
経理で働いてる方は、意外と「機械」に弱い人が多いので、システム周りなどの知識も保有している貴重な人材だと思って貰えるように意識しました。
未経験から正社員の経理に転職した20代男性が転職して良かった事、後悔した事
経理の仕事に転職して良かったことは次の2つです。
- 正社員として経理の経験が積めた
- 職歴の欄に書くことができる業務を幅広く経験できた
自分に不足していた「経験」を得る事はとても大きいです。
元々、日商簿記は独学で勉強していたので、日常経理は割とスムーズに覚えることができました。
入社して半年後には、決算業務も経験させてもらいました。
併せて、監査法人との社外対応や税務署とのやり取りも、専任担当として業務を任せて貰えるようになりました。
持ち前のパソコンのスキルも活かせるので、業務改善にも積極的に携わる機会に恵まれています。
未経験から正社員の経理に転職を考えている20代男性へアドバイス
私と同じように、20代で未経験の状態から経理の仕事へ転職を考えている人は、雇用形態にこだわらずに転職活動をすることをおすすめします。
正社員として経験を積みたいという想いは分かりますが、企業は経験者を優先して採用します。(アルバイトでも同様の状況です)
そのため、20代で未経験の状態から経理の仕事へ転職を考えている人は、まずは派遣会社に登録して、派遣社員として経理の経験を積むことが「経理×正社員」の一番の近道だと思います。
派遣と言っても、業務内容は正社員の方と同じ内容なので、「経験」を積むことが出来ます。
また、20代の方であれば、紹介予定派遣の求人には積極的に応募するべきです。
いい求人に出会えることを願っています。
まとめ
M.Dさんと同じように、未経験の状態から正社員の経理に転職を考えている20代の男性もいるかもしれません。
M.Dさんも言われているように、働き始めやすい派遣社員時代に経理の仕事を始めることで、正社員の経理として働く時に最大の武器となる「経験」を積むことができます。
派遣社員として経理の仕事を始める場合、まずは派遣会社に登録する必要がありますが、全国には約80,000もの派遣会社があり、どの派遣会社を利用すれば迷ってしまう人も少なくありません。
未経験の状態から正社員の経理に転職を考えている20代の男性におすすめの派遣会社は、M.Dさんも利用したリクルートスタッフィングになります。
リクルートスタッフィングは転職でお世話になった人も多い「リクナビNEXT」や「タウンワーク」を運営するリクルートグループが運営する安心の転職エージェントになります。
リクルートスタッフィングはネームバリューだけでなく、厚生労働省が実施している「優良派遣事業者認定制度」においても優良派遣事業者として認定されており、第三者の視点からも安心して利用できる派遣会社になります。
リクルートスタッフィングで紹介される求人には大手企業の求人をはじめ、非公開求人が数多くあります。
非公開求人はその名の通り一般には公開されていない求人で、企業が求人を非公開にする理由には次のようなものがあります。
- 急な退職者など、すぐに人材が必要な場合
- 専門的なスキルや経験など、ピンポイントの人材が欲しい場合
- 大量の応募者による採用手続きの手間を避けたい場合
- 在籍している従業員より募集者の給与が高い場合
- 他企業に採用活動を知られたくない場合
非公開で求人を募集することでピンポイントの人材募集や採用活動の効率化など、企業側には様々なメリットがあるため、非公開求人には条件のいい求人も数多く存在します。
さらに、非公開求人はリクルートスタッフィングに登録しなければ見ることができないため、誰もが見られる公開求人と比べてライバルの少ない求人の中から、自分に合った求人を紹介してもうらことができます。
未経験の状態から正社員の経理に転職を考えている20代の男性がリクルートスタッフィングを利用することで、安心の派遣会社からライバルの少ない好条件の求人を紹介してもらうことができます。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。