今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、ワークライフバランスの改善を求めて転職した30代男性のA.Iさん。
深夜にまで及ぶ残業や土日出勤などから、子供の学校行事に参加することもできず、家族と過ごす時間を増やすために転職を決意したA.Iさん。
この記事では、ワークライフバランスの改善を求めて転職した30代男性のA.Iさんが、転職によって手にした生活について紹介しています。
A.Iさんと同じように、ワークライフバランスの改善を求めて転職を考えている30代の男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:A.Iさん
- 年齢:30代前半
- 性別:男性
- 家族構成:既婚(子供2人)
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:10社以上
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職活動中の悩み:ワークライフバランスを改善できる企業から内定がでない
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:WEB制作会社
- 転職後の職業:メーカー
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性の転職前・後の仕事
転職前は主にWEBや広告系の制作会社で、プロジェクトマネージャーの仕事をしていました。
仕事上、どうしてもクライアントありきでスケジュールや予算が動き出すため、仕事のスケジュールが厳しくなることも多く、深夜残業や土日出勤も当たり前の状況になっていました。
転職後は家族との時間を作りたいとの思いから、中小企業メーカーの広告担当として転職しました。
前職に比べて給料は減ったものの、残業時間が大幅に減り、毎日ほぼ定時に帰宅できています。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性が転職を考えたきっかけ
結婚して子供ができ、保育園や小学校などの行事が増えてきた時に、深夜残業や土日出勤で家族との時間を過ごせない時期が続いたことをきっかけに、転職を考えるようになりました。
妻から、自分たちのパパは、何でいつも運動会や生活発表会に来てくれないのかと、娘と息子が悲しんでいることを聞き、仕事量を自分の制御できる範囲で調整して、早く帰れるように努力しました。
しかし、大きな案件の時には納期直前がどうしても忙しくなり、結局子供たちに行くと約束した保育園や小学校のイベントに行けないことが続き、今の職場で働き続ける限りワークライフバランスを見直すことは難しいと感じ、転職活動をはじめました。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性が選択した転職方法
私が選んだ転職活動の方法は、主に転職エージェントの利用でした。
これはネットでできる限り調べた結果、働きながら自分の希望する転職先を見つけるには、自分の特性を理解した転職の専門家である転職エージェントにアドバイスをもらいながら転職活動を進めていくのが、最も納得のいく結果に結びつくと感じたからです。
実際に転職エージェントの担当者に会って話すうちに、自分の性格と職歴を踏まえた長所や短所などが明確に見えてきて、「こういう企業の、この職種の転職成功率が高そう」など、具体的なアドバイスをもらうことができ、無事に希望を満たす職場への転職を成功させることができました。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性が転職活動で悩んだ事
私が転職活動をする上で最も悩んだことが、ワークライフバランスの改善と給与の折り合いのつけ方でした。
転職する前の会社は深夜残業や休日出勤の頻度が、いわゆるブラックと呼ばれる職場環境ではありましたが、頑張って働いた分だけ給与もそれなりに良いもので、だからこそ頑張れていたこともありました。
しかし、今回の転職で最も優先度が高い要求がワークライフバランスの改善だったので、当然のことながら労働時間を減らすことになり、年齢と職歴から給料が下がる転職先がほとんどでした。
家族と過ごす時間を増やすために始めた転職活動なので、給料が多少下がっても気にしないと思っていましたが、いざ給料の下がり幅を額面で突きつけられると、かなりひるんでしまう自分がいて、今の生活水準を下げることに強く抵抗感を感じました。
自分の中で整理できていたつもりが全然整理できておらず、やはり全ての希望条件を満たす転職というのは難しいものだと思いました。
ただし、最終的には気持ちに踏ん切りをつけて、前職の給料のだいたい7割程度の給料まで下がることを許容して転職先を決めました。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性が転職成功のためにやった事
私が転職活動中に一番意識したことは、転職の成否を決める自分の一番の味方である転職エージェントに自分をよく見せて、そして気に入ってもらい、前向きな動きをとってもらうことでした。
転職について調べていた時にネットで書かれていた記事の中に、転職エージェントに気に入られる事が重要であると書かれていました。
結局は転職エージェントも人であり、その転職希望者のキャリアと人柄と可能性を踏まえて、転職先の企業にアピールしてくれるのだと。
実際に転職エージェントを利用して感じたことも、そのネット記事に書かれていた通りで、転職エージェントの動き方で自分の人生が大きく左右されることを実感しました。
転職エージェントの動き方はとてもシンプルで、転職希望者のキャリアや希望などを踏まえて「受かりそうな会社」を見繕うことです。
ただこの「受かりそうな会社」というのがすごく曖昧なもので、それは転職希望者にとっての「受かりたい会社」と、転職エージェントが思う「受かりそうな会社」には必ずギャップがあります。
このギャップを埋める作業が転職者と転職エージェントとの「人と人とのコミュニケーション」で、ここをしっかり気持ちを込めてすることで、私はまるで友達や家族との関係のように転職エージェントからの支援を受けることができました。
ワークライフバランスの改善から転職したい30代男性へアドバイス
転職活動は、なかなかうまくいかないと思います。
それは、転職する人のほとんどが現状に何かしらの不満をもち、それを少しでも改善させようと思う「向上心」があるからだと思います。
そのため、転職活動がうまくいかない人は、「何かとのトレードオフ」として転職を割り切ることで、うまくいかない現状を変えられると思います。
私の場合は「ワークライフバランス」と「給与」のトレードオフでした。
今回の転職で、給与を保ったまま働く時間を減らすことはできませんでしたが、転職したことにとても満足しています。
転職後は家族と過ごす時間も増え、休日に家族と公園やショッピングに行けることの幸せを感じています。
子供が今まで寂しい思いをしていた事を考えると申し訳なく、これからは今まで家族と一緒に過ごせなかった時間を取り戻すためにも、プライベートの時間を大切にしたいと思います。
今の自分にとって一番大切なものを考え、それを優先して転職活動を進めていけば、それほど的外れな転職をすることはないと思います。
トレードオフをどうしても許容できない方は、ひたすら努力するしかありません。
資格をとる、語学を身につける、能力を高めるなど、今の自分を高める努力ができる人なら、より良い転職ができると思います。
いずれにしても、転職活動中は思うようにいかないことも少なくありませんが、最後まで諦めずに転職活動を頑張って下さい。
まとめ
A.Iさん、転職体験談を寄せて頂きありがとうございました。
A.Iさんと同じように、ワークライフバランスの改善を求めて転職を考えている30代の男性もいるかもしれません。
A.Iさんも言われているように、今の自分にとって一番大切なものが何なのかを考え、それが手に入れられる職場を見つけることで、満足のいく転職をすることができます。
しかし、ワークライフバランスを考える上で重要になる残業時間は、求人に掲載されている残業時間と実際の残業時間が異なることもあり、転職後に転職自体を後悔することもあります。
このような後悔を防ぐためにも、A.Iさんも転職活動で利用した転職エージェントを活用しながら転職活動を進めてみて下さい。
転職エージェントは、転職者のあなたと企業の間に入って、転職活動のサポートをしてくれる転職サービスになります。

転職エージェントの具体的な転職サポートには、次のようなものがあります。
転職エージェントの転職サポート |
|
これらの転職サポートを全て無料で利用することがきます。
転職エージェントを利用することで、転職希望を伝えた後は担当のキャリアアドバイザーが希望に合った求人を探してくれるため、自分一人では見つけることができない求人をチェックすることができます。
また、自分一人で転職活動をする時に難しい給与交渉や面接の日程調整をしてくれるだけでなく、転職先の職場の雰囲気や人間関係、実際の残業時間も転職前に教えてもらえるため、転職前後のギャップを小さくすることができます。
全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、ワークライフバランスの改善を求めて転職を考えている30代の男性におすすめの転職エージェントはリクルートエージェントになります。
リクルートエージェントは転職でお世話になった人も多い「リクナビNEXT」や「タウンワーク」を運営するリクルートグループが運営する安心の転職エージェントになります。

リクルートエージェントは業界最王手の転職エージェントで、他の大手転職エージェントに比べて求人数が多くなっています。

また、リクルートエージェントは求人数が多いだけでなく、求人全体の約80%が非公開求人となっています。
非公開求人はその名の通り一般には公開されていない求人で、企業が求人を非公開にする理由には次のようなものがあります。
- 急な退職者など、すぐに人材が必要な場合
- 専門的なスキルや経験など、ピンポイントの人材が欲しい場合
- 大量の応募者による採用手続きの手間を避けたい場合
- 在籍している従業員より募集者の給与が高い場合
- 他企業に採用活動を知られたくない場合
非公開で求人を募集することでピンポイントの人材募集や採用活動の効率化など、企業側には様々なメリットがあるため、非公開求人には条件のいい求人も数多く存在します。
さらに、非公開求人はリクルートエージェントに登録しなければ見ることができないため、誰もが見られる公開求人と比べてライバルの少ない求人を紹介してもらうことができます。
ワークライフバランスの改善を求めて転職を考えている30代の男性がリクルートエージェントを利用することで、豊富な求人の中からライバルの少ない好条件の求人を紹介してもらうことができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。