
- 「異業種の仕事に転職したいけど、やっぱり転職するのは難しいのかな?」
- 「異業種の仕事に転職する時は、どんなことに気をつければいいんだろう?」
このような悩みを抱えている人はいないでしょうか?
この記事では、異業種の転職を成功させるためのポイントを紹介しています。
異業種の転職に不安を感じている人は、是非この記事を読んでみて下さい。
この記事が、あなたが本当にやりたい仕事に向けて一歩を踏み出す助けになれば、嬉しく思います。
異業種への転職状況
異業種の転職を成功させるために、まずは異業種への転職状況を確認することが大切です。
不利になると考えられがちな異業種への転職ですが、転職者の4割以上が異業種の仕事へ転職しています。


「DODA 異業種・異職種転職の実態」より
また、異業種への転職状況は業種によって大きく異なり、「商社/流通」(88.6%)」や「小売/外食(80.8%)」は8割を超える人が異業種の仕事へ転職しているのに対して、「メディカル業界(74.0%)」や「IT/通信(62.0%)」は同業種への転職が多くなっています。


「DODA 異業種・異職種転職の実態」より
状況の違いは年齢にも当てはまり、20代前半では6割を超える人が異業種の仕事へ転職しているのに対して、30代後半から40代では異業種の仕事へ転職している割合は半数まで下がっています。


「DODA 採用担当者のホンネ-中途採用の実態調査」より
このように、業種や年齢によって異業種の転職状況は大きく異なるものの、転職者の多くが今まで経験したことのない異業種への転職をしていることが分かります。
異業種の仕事へ転職する理由
転職者の4割以上が経験している異業種への転職ですが、なぜ今までの経験を十分に生かせる同業種ではなく、異業種の仕事へ転職するのでしょうか?
異業種へ転職する理由として、最も多くの人が「新しい経験を通じて、自分を高めること」を挙げており、「業界の将来性への不安」や「年収水準を上げる」など、現在の労働環境を改善する声が続いています。


「エンジャパン 「ミドルの転職」ユーザーアンケート集計結果―」より
年代によっても異業種へ転職する理由は異なり、30代は自分を高めるためや年収増や休日数の改善など、より良い環境を求めた転職が多いのに対して、応募できる求人が少なくなってくる50代は、より多くの求人をチェックするために異業種の転職も選択肢に入れていることが分かります。
異業種の仕事へ転職するメリット
新しい経験を通じて自分を高めることができる異業種への転職ですが、その他に異業種の仕事へ転職するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
仕事の幅を広げられる
1つの業種で働き続けることで、1つの仕事をより深められるメリットがある一方、経験できる仕事や身につけられるスキルは限られることになります。
一方、今までと違う業種や職種の仕事を経験することで、自分ができる仕事が増えていく中で様々なスキルを身につけられるメリットがあります。
身につけたスキルや仕事の経験を生かしてさらにハイキャリアへの転職も可能となり、仕事の幅をさらに広げることができるようになります。
異業種の仕事へ転職することで、仕事の幅を広げられるメリットがあります。
転職の選択肢が広がる
異業種の仕事へ転職することで、転職の選択肢を広げられるメリットがあります。
先ほど50代の異業種の転職理由で見たように、同業種への転職では求人数も限られ、転職できる企業の数も限られます。
しかし、異業種の仕事まで転職の対象を広げることで、今まで対象になっていなかった求人も含まれ、転職の選択肢を広げられるメリットがあります。
仕事のモチベーションが上がる
同業種の仕事に転職すれば今までの経験を生かしながらスムーズに有利に転職活動を進めることも可能です。
しかし、敢えて大変な思いをしてまで転職する異業種の仕事です。
異業種の仕事へ転職理由には様々なものがありましたが、自分がやりたくない仕事や興味のない業種の仕事にわざわざ転職する人はいません。
自分が興味のある仕事ややりたかった仕事に転職することで、モチベーションを上げながら仕事に取り組むことができます。
モチベーションが高い状態で仕事に取り組むことで自然と仕事の結果も出るようになり、さらに仕事のモチベーションが上がるという好循環が生まれることになります。
異業種の仕事へ転職することで、仕事のモチベーションを上げられるメリットがあります。
異業種の仕事へ転職するデメリット
異業種の仕事に転職することで仕事の幅を広げられることや転職の選択肢が広がるなど、様々なメリットがあることを見てきました。
しかし、異業種の仕事へ転職にはメリットだけでなく、次のようなデメリットもあるので注意が必要です。
キャリアがリセットされる
異業種の仕事に転職することで、今まで築いてきたキャリアがリセットされることになります。
今まで仕事で身につけたスキルや経験が無駄になることはありませんが、異業種の仕事では一から覚えることも多くあり、再びキャリアを築くまでには時間がかかることになります。
また、前職で身につけた仕事のやり方や癖がネックとなり、思うように仕事を覚えられないこともあります。
異業種の仕事に転職することで、今までのキャリアがリセットされてしまうデメリットがあります。
「異業種への転職」=「希望通り働ける」ではない
異業種の転職に限ったことではありませんが、自分が希望する異業種の仕事に転職したからといって、必ず希望通りの働き方ができるわけではありません。
- 転職前に聞いていた仕事と実際の仕事が違う
- 実際に働いてみたら人間関係が最悪の職場だった
- 提示された給料額と違った
- 残業はないと聞いていたのに、毎日2時間のサービス残業がある
人間関係をはじめとした職場環境や残業や給料といった労働条件など、実際に転職して働くまでは分からないことも少なくありません。
異業種の仕事に転職することに、あまりにも大きな期待をすることで、転職前後のギャップから短期間で転職を繰り返してしまう人もいます。
自分がやりたい異業種の仕事にしたからといって、自分が希望する働き方ができる訳ではないデメリットがあります。
異業種の転職を成功させる3つのポイント
異業種の仕事への転職にはメリットだけではなく、様々なデメリットがあることもみてきました。
異業種の仕事へ転職を成功させるためには、次のポイントを押さえながら転職活動を進めるようにして下さい。
アピールポイントを整理する
求人の応募者の中に同業種からの転職者と異業種からの転職者がいた場合、企業は即戦力となる同業種からの転職者を優先的に採用する可能性が高く、内定を獲得することは難しくなります。
そのため、異業種の仕事へ転職する時には自分ができることをアピールする必要がありますが、自分のアピールポイントが分からない人も少なくありません。
自分のアピールポイントが分からない人は、次のポイントを参考にしながら、自分のアピールポイントを考えてみて下さい。
前職の実績
前職の実績がある人は、それをアピールするようにしましょう。
現職が転職先の業界・職種と全く関係ない場合でも、現職である程度の実績を残している人はポテンシャルへの期待から、仕事の実績が大きなアピール材料となります。
具体的な取り組みや数値をまとめながら、採用担当者に伝わりやすく自分の実績をまとめるようにして下さい。
仕事への積極性
仕事でアピールできる実績がない人は、仕事への積極性をアピールポイントにすることができます。
- 自分から新しい職場に溶け込む努力ができる人
- 指示待ちではなく自分から仕事を覚えようとする人
企業側にとって積極性のある人は、魅力的な人材となります。
仕事への積極性をアピールする時には抽象的な表現でアピールするのではなく、具体的なエピソードを交えることで、より相手に伝わりやすくなります。
- 部署内でヒアリングを行い、月1回行なっていた部署会議を週1回に増やした
- 業務フローを見直し、上司の承認回数を3回から1回に省略した
- 社用車利用の規定を作り、曖昧だった利用者やガソリンの利用料が明確になった
具体的なエピソードを交えながら仕事の積極性をアピールすることで、経験者にはないポイントからアピールすることができます。
志望動機を明確にする
異業種の仕事へ転職する場合、内定を左右する最も大きなポイントの1つに「志望動機」があります。
なぜ今までの仕事と関係のない仕事へ転職するのか、担当者に納得してもらう志望動機が転職成功には不可欠になります。
この志望動機で担当者を納得させられない場合、書類選考の段階で落とされてしまい、面接で自分の気持ちを伝えることすらできません。
志望動機を考えていく時には、志望動機を明確にすることが大切になります。
次の例文を参考にしながら、自分なりの志望動機をまとめてみて下さい。
- 男性
- 25歳
- 営業から経理への転職
「大学卒業後、メーカーでBtoBの営業職とし3年間勤務しました。
仕事上、経費精算の時などに経理の方接する機会があり、仲良くなった経理の同僚から話を聞くうちに、経理の仕事に興味を覚えるようになりました。
数字の視点から営業の仕事を見直す中で営業成績も伸び、営業成績優秀賞に選ばれることもできました。
数字の視点から会社を見直すことがさらに面白くなり、独学ですが日商簿記3級を取得し、現在は日商簿記2級の取得に向けて勉強中です。
転職後は経理の仕事をさらに深めていくことはもちろん、営業で身につけた経験を生かして、営業を含めた社内全員が数字を意識した仕事への取り組みができる環境を作りながら貴社に貢献していきたいと思います。」
「ポイント」
- 未経験の仕事に興味を持ったきっかけ
- 簿記試験のように、未経験の自分が出来ることの取り組み
- 転職後に自分が貢献できることのアピール
転職サポートを受ける
異業種の仕事へ転職する時には自分のアピールポイントを整理し志望動機を明確にすることが大切なことをみてきましたが、自分一人で2つの事をやるには限界があります。
多くの人は自分のことは自分が一番分かっていると考えがちですが、自分の事を客観的に見られる人は少なく、自分のアピールポイントを整理し採用担当者に志望動機をうまく伝えられない人も少なくありません。
このような事態を避けるためにも、転職エージェントを利用した転職活動を進めてみて下さい。
転職エージェントは、転職者のあなたと企業の間に入って、転職活動のサポートをしてくれる転職サービスになります。
転職エージェントを利用するメリットとデメリットには、大きく分けると次のようなものがあります。
転職エージェントのメリット・デメリット | |
メリット |
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デメリット |
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転職エージェントを利用することで、自分1人で考えることが難しい自分のアピールポイントや志望動機を、転職の専門家である転職エージェントの視点から整理してもらうことができます。
そのため、異業種の仕事へ転職する時にネックとなる書類選考や面接の対策もすることができ、書類選考や面接の通過率を高めることができます。
また、転職前には知ることが難しい「職場の人間関係」「職場の雰囲気」「本当の残業時間」といった転職先の生の情報を、転職エージェントを通して転職前に知ることができます。
そのため、転職エージェントを利用することで、転職前後のギャップが小さくなり、転職の失敗を防ぐことができます。
しかし、一口に転職エージェントと言っても、大手の転職エージェントから地元に根ざした転職エージェントまで、全国には約18,000もの転職エージェントがあります。
そのため、全く同じ求人を紹介された場合でも、ある転職エージェントでは人事部長から始まる面接も、別の転職エージェントではいきなり社長面接から始められるなど、利用する転職エージェントによって受けられる転職サポートの内容や質も大きく異なります。
異業種の仕事へ転職する人は、転職エージェントのハタラクティブをおすすめします。
ハタラクティブは異業種の転職に特化した転職エージェントになります。
異業種の仕事へ挑戦する人をサポートしているため転職サポートに定評があり、書類審査通過率が91.4%となっています。
応募した10人中9人以上が書類審査を通過することになり、ほとんどの応募者が面接に挑戦することができます。
書類審査を通過し、面接に挑戦した人が内定を獲得する転職内定率は80.4%と高い数値になっています。
転職内定率は各転職エージェントが公表していないため一概に比較することは難しくなりますが、次の一般的な転職エージェントの内定率データを見ることで、ハタラクティブの転職内定率の高さが分かります。
- 書類選考通過率:30%程度
- 1次面接通過率;30~40%程度
- 最終面接通過率:30~50%程度
もし上記の歩留まり率で選考が推移したとして、高めに見積もっても、30%×40%×50%=6%の内定獲得率という事になります。
「すべらない転職」より
このように、ハタラクティブを利用することで、イメージではなく、実際に未経験の仕事へ高い確率で転職できることが分かります。
ハタラクティブの高い書類審査通過率や内定率の理由は、紹介されている求人が実際に足を運び確認されている会社ということがあります。
そのため、会社側がどのような人材を欲しがっているのかが事前に確認されている求人となり、あなたの「未経験の仕事に挑戦したい」という気持ちと、会社側の「こんな人と一緒に働きたい」という気持ちを、しっかりとマッチングしてくれます。
- 異業種の仕事ということで、書類審査に落とされないか不安
- 本当に異業種の仕事に転職できるのか不安
- 転職後に思っていた会社と違い、転職を後悔しないか不安
このような不安を感じている人は、ハタラクティブを利用することで不安を解消することができます。
まとめ
異業種の転職を成功させるためのポイントを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今まで経験したことのない仕事へ挑戦することになる異業種への転職は、今までのキャリアがリセットされてしまう一方、仕事の幅を広げることで将来の自分の可能性を大きく広げることができます。
異業種転職のポイントを押さえながら転職活動を進めていき、あながたが希望する仕事に転職できることを願っています。