今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、前職を3ヶ月という短期間で退職した20代男性のM.Tさん。
仕事内容のギャップや将来性を感じられない職場から、短期間で転職することを決意したM.Tさん。
この記事では、3ヶ月という短期間で前職を退職した20代男性のM.Tさんが、転職成功のためにやったことを紹介しています。
M.Tさんと同じように、前職を短期間で退職してしまい、今度の転職に大きな不安を抱えている20代の男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:M.Tさん
- 年齢:20代前半
- 性別:男性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト
- 転職決定までの応募社数:5社
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職活動中の悩み:転職先が決まらない
- 転職前の勤務地:埼玉
- 転職後の勤務地:埼玉
- 転職前の職業:クリーニング工場
- 転職後の職業:営業
前職を3ヶ月で退職した20代男性の転職前・後の仕事内容
転職前はクリーニング工場で工場作業員をしていました。
お客様からのオーダーを元に生産数量の予測を行い、クリーニング機器を操作してクリーニング作業を行います。
工場内の清掃活動や作業効率アップの提案、改善なども行いました。
転職後は自動車部品メーカーで営業職をしています。
決まった営業先へのルートセールスで、新規部品の見積もり作成や工作検討、試作品の納品やその他トラブル対応などをしています。
前職を3ヶ月で退職した20代男性が転職を考えたきっかけ
転職のきっかけは、自分が思っていた仕事とかけ離れた仕事内容が1番のきっかけです。
就職活動では希望していた業界の会社から内定をもらえず、何となく実家から通えるクリーニング工場に就職しました。
実際に働き始めると、自分が就職する前に考えていた仕事内容とかけ離れ、仕事を続けていく気持ちになれませんでした。
また、上司からの激しいパワハラに加えて、仕事自体がスキルアップの見込めない単純な肉体労働であったので、入社して3ヶ月後にはもう転職を決意していました。
また、同期や先輩も転職活動をしていることを知った事も、早期の転職に踏み切った理由です。
私から見てとても優秀な先輩が転職活動をしていることが当時の私にとっては大変なショックで、先にいなくなってしまったらどうしようと思っていました。
前職を3ヶ月で退職した20代男性が選択した転職方法
転職活動では大手転職サイトに複数登録しました。
履歴書と職務経歴書を細かく記入していれば、企業からのスカウトをもらうことができ、自分一人で求人を探すより効率的に求人探しを進められました。
また、前職を3ヶ月で辞めたため、面接でどのように退職理由を伝えればいいのか分からず、アドバイスをもらうために転職エージェントも利用しました。
転職エージェントの担当者がとても親切な方で、面接のアドバイスだけでなく、応募書類の書き方も詳しく教えてくれました。
ハローワークにも行きましたが、民間の転職サービスと比較して使い勝手が悪く、手間がかかるわりには良い求人が少なく感じたので、自然と足が遠のいていきました。
前職を3ヶ月で退職した20代男性が転職活動で悩んだ事
転職活動では、前職の在職期間が短いことが一番の悩みでした。
面接中に話を聞いてくれれば良い方で、中には圧迫面接と言うか、ただ面接官のストレス発散の相手にされているだけの時もありました。
また、前職の仕事がアピールしづらい工場作業員であった事も悩みでした。
営業職のように実績を数字でアピールすることが出来ず、かつクリーニング屋という変わった業界だった為、相手に仕事のイメージを持ってもらいにくかったです。
応募先企業と面接の日程調整をすることにも苦労しました。
在職中に転職先を見つけようと決めていたので、面接を受けるには平日休みを利用するか、休日に面接をお願いするしかありませんでした。
前職はシフト勤務だったたので平日にも休みがあり、一般的な土日祝日休みの方よりは日程調整がしやすかったと思います。
しかし、平日休みの曜日は固定で決まっていたので、私の休みの曜日に面接対応が不可だった時には苦労しました。
ただし、先輩も転職活動をしていた為、理由を正直に話せば協力して頂けたことが救いでした。
前職を3ヶ月で退職した20代男性が転職成功のためにやった事
在職期間が3ヶ月だったので、退職理由を転職エージェントの担当者の方に相談しながら進めていきました。
同じ第二新卒でも、1年未満と2年目以降だと企業の評価もかなり違うということを担当者の方から聞きましたが、一刻も早く転職したいことを伝えると、親身になって相談に乗ってくれました。
下手に取り繕っても相手の面接官には分かるというアドバイスをもらったので、転職前に考えていた仕事と違ったことや職場環境のことも素直に話すようにしました。
もちろん、面接で渋い顔をする企業もありましたが、第二新卒という身分もあり、面接してもらった企業の中には早期退職したことに納得してもらえた企業もありました。
また、仕事内容がアピールしづらい事は、面接での伝え方や普段の仕事の取り組み方を変えることで乗り切りました。
工場での勤務ということで、社会人の人が知っている単語、例えば「5S活動」や「カイゼン」といった言葉に言い換えるだけで、だいぶ面接の流れがスムーズになりました。
普段の仕事でも、面接でアピール出来そうな細かい事に注意して取り組むようにしました。
例えば、カイゼン活動のエピソードとして、過去の重大トラブルを発生箇所に明示して注意喚起を促すようにしたりといった具合です。
この考え方は転職活動だけでなく、会社の中での評価も良い方に変わってきた事が思わぬ収穫でした。
アイツは仕事にマジメに取り組むヤツだという評価がついたおかげで、仕事を進める上で私の主張が通りやすくなった事は、まさに棚からぼたもちといった出来事でした。
前職を3ヶ月(短期間)で退職した20代男性へアドバイス
日程調整に気をつけてください。
仕事を続けながら転職活動の準備をすることは想像以上に体力・気力ともに消耗します。
理想的なスケジュールとしては、転職を少しでも考えた時点で転職サイトの登録と、職務経歴書の記入をしてみて下さい。
この時点でかなりめんどくさいです。
いよいよ本腰を入れて転職活動に踏み切る時は、まず大手の転職エージェントに登録しましょう。
エージェントは1社のみで十分です。
ここでは書類の添削や面接対策をしてもらい、現在の転職市場の状況も聞いておきましょう。
具体的な転職活動のスケジュールが見えてくるはずです。
まとめ
M.Tさん、転職体験談を寄せて頂きありがとうございました。
M.Tさんと同じように、前職を短期間で退職してしまい、今度の転職に大きな不安を抱えている20代の男性もいるかもしれません。
M.Tさんも言われているように、前職を短期間で退職した人はその後の転職活動も簡単ではありませんが、日程調整をはじめとした転職活動の準備をしっかりと整えることで、転職成功の可能性を高めることができます。
前職を短期間で退職した人は、最初の選考となる「書類選考」が大きな関門となり、思うように転職活動が進まない人もいます。
いくら仕事に対するやる気や熱意を持っていても、書類選考で落とされてしまうと、その熱意を面接で伝えることもできません。
このようなリスクを防ぐためにも、M.Tさんも利用した転職エージェントの就職Shopを利用しながら転職活動を進めてみて下さい。
就職Shopは業界最王手のリクルートが運営する転職エージェントで、前職を短期間で辞めてしまった人など、職歴に自信のない20代を専門に転職サポートを行なっています。
就職Shopでは、職歴に自信のない人の大きな関門となる書類選考が免除され、応募後はいきなり面接に進むことができます。
書類選考が免除される理由として、就職Shopで紹介している求人先の企業が、転職者の人柄や仕事への意欲を大切にしている企業となっていることがあります。
そのため、応募者の今までの経歴を元にした書類選考は行わず、新しい仕事へ挑戦する熱意や想いを、応募者から直接聞くようになっています。
もちろん、面接をしたからといって必ず採用されるわけではありません。
しかし、今まで書類選考の段階で落とされてしまい、面接で自分の気持ちを伝えるチャンスがなかった人も、就職Shopを利用することで、自分の気持ちを面接で確実に伝えられる機会を得ることができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。