今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、安定した公務員の仕事を辞めて、自分が好きだった酒造会社へ転職をした20代男性のK.Iさん。
公務員の安定した生活に不満はなかったものの、自分のこれからの人生を考えて、自分の好きなことをやってこうと転職を決意したK.Iさん。
この記事では、安定した公務員の立場を捨てて、自分の好きなことを仕事に選んだK.Iさんが、転職成功のためにやったことを紹介しています。
K.Iさんと同じように、今の経済的に安定した状況に満足しているものの、自分の好きなことを仕事にしたいと考えている20代の公務員男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:K.Iさん
- 年齢:20代後半
- 性別:男性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:企業へ直接応募
- 転職決定までの応募社数:1社
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職の悩み:転職活動の時間がない
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:長野
- 転職前の職業:公務員
- 転職後の職業:酒造会社
安定した公務員から転職した20代男性の転職前・後の仕事内容
私は、約1年前に公務員から民間企業へ転職しました。
転職前は、地元の市役所の事務職員として働いており、環境の部署と市民向けイベント企画の部署の、2つの部署を経験しました。
主な業務内容は、電話応対や窓口対応、市民への広報業務やイベント運営などでした。
転職後は、酒類醸造会社にて、醸造担当として働いています。
主な業務内容としては、酒類の仕込み作業や発酵管理、製品のパッケージング、醸造設備の清掃作業、商品の配達や販売などを行っています。
20代男性が安定した公務員から転職しようと思ったきっかけ
私は自分の興味のあることを追求したい性格ということもあり、市役所で働きながらも、いつかは自分の興味ある分野で何か他の仕事をしたいという気持ちを持っていました。
「自分の人生、それほど興味のない仕事に時間を費やすよりも、関心のある分野の仕事に就いて、毎日誇りを持って働けたらなあ。何とかして、現状を変えたい。」
そんな風に、よく自分の将来について思い悩んでいました。
そんな折、私自身が消費者としてひいきにしていた、とある酒類製造会社のSNSに、醸造担当の求人情報が出ているのを見かけたのです。
「このチャンスを逃すわけにはいかない」公務員を辞めるという決断は、決して簡単なものではありませんでしたが、思い切ってエントリーしてみることにしました。
安定した公務員から転職した20代男性が選択した転職方法
私は転職サイトなどを利用せずに、企業へ直接応募する形で転職先を決めました。
私はずっと頭の中で違う仕事がしたいと思いつつも、実際は特に転職活動をしていたわけではありません。
ただ、自分が消費者として気に入っている商品を作っている企業のSNSをフォローしたり、関連するイベントに参加したりすることで、求人情報に限らず、業界のことや会社の雰囲気などの情報収集を行っていました。
会社のことを直接知って、求人情報を直接手に入れて、直接応募するという形だったので、必然的に転職に対するモチベーションが高まったのを覚えています。
そういった意味で、結果的にではありますが、このような転職方法でよかったと思っています。
安定した公務員から転職した20代男性が転職活動で悩んだ事
まず思い悩んだのが、公務員を辞めるという決断の重さです。
就職難と言われるこの時代、当然ながら公務員試験の倍率も高く、必死になって掴んだ「公務員」という立場です。
不景気でも確実にボーナスは出るし、必ず毎年の昇給も行われる安定した身分はやはり大きな魅力があり、
「そのような立場を本当に捨ててしまってもいいのか?」
「転職先はそれを捨ててまで飛び込む価値のあるところなのか?」
求人情報を見てからエントリーするまでの約1週間は、来る日も来る日も気分が悪くなるほど思い悩みました。
また、全くの異業種への転職ということへの不安も大きかったです。
転職先の会社は自分が興味のある分野の会社とは言え、右も左もわからない全くの異業種なので、果たして自分はやっていけるのか悩みました。
特に、転職前はデスクワーク中心の仕事でしたが、転職するとなると工場での作業が中心となり、働き方が大きく変わるという点で、やっていけなかったらどうしようという不安は大きかったです。
ですが最終的には、「不安要素をいくら心配しても、やってみないと結果はわからない。やりたい気持ちがあるなら、思い切って飛び込むしかない。」そう思って、不安を払拭することができました。
安定した公務員から転職した20代男性が転職成功の為にやった事
転職を成功させるために意識したことは、自分のこれまでの人生経験を振り返り、自分の長所と短所をなるべく客観的にリストアップしていくことでした。
頭の中で考えるだけではすぐに忘れてしまうので、可視化できるように、ノートになるべくたくさん箇条書きしていき、リストアップできたら、それを分類分けしてまとめました。
そうやって自分自身の強みと弱みを掘り下げていくことで、自分というものがだんだんと見えてくるようになってきました。
その上で面接に臨んだので、面接中は「自分はこれまでこんな経験をしてきてこんな強みがあるから、この会社でこういう役割を担うことができる」ということをスムーズにアピールできました。
逆に「自分にはこういう弱点があるから、それを改善するために今こんなことに取り組んでいる」といったことも、自信を持って話すことができました。
やはり客観的に自分が見えていないと、面接のやりとりの中で、どこか話に一貫性がなくなってしまったり、自信をもって話すことができないなど、面接での失敗が起きやすいのではないかと思います。
もちろん、志望動機や会社への熱意をアピールすることも大切なのですが、私自身はそれ以上に、「自分自身を知ること」に重点を置いて、転職活動・面接対策を行いました。
安定した公務員から転職を考えている20代男性へアドバイス
自分はどういう働き方をし、どんな人生を送りたいか。
まずはそこを明確にする必要があります。
仕事のやりがいに重きを置くか、労働条件に重きを置くかなど、仕事に対する価値観が違えば、目指すべき企業も変わってきます。
その点をしっかりと自分の軸として持ち、会社選びを行ってほしいと思います。
そこが明確になっていれば、自分の理想とする企業の求人情報が目に入った時、居ても立っても居られなくなるはずです。
「どうしても、この会社で働きたい!」そういう気持ちが沸々と湧き上がってくるに違いありません。
そうなれば、エントリーから面接まで、高いモチベーションを持って、入念に準備をして臨むことになると思うので、採用の可能性も高まってくるのではないかと思います。
まとめ
K.Iさん、転職体験談を寄せて頂きありがとうございました。
K.Iさんと同じように、今の経済的に安定した状況に満足しているものの、自分の好きなことを仕事にしたいと考えている20代の公務員男性もいるかもしれません。
K.Iさんも言われているように、自分が仕事に求めるものを自覚しながら転職活動を進めることで、自分が理想とする企業に出会うこともできます。
K.Iさんは企業に直接応募して転職先を決めることができましたが、転職を考えている公務員の人の中には、そこまで転職先の企業をはっきりと決めてない人も少なくありません。
そのような人は少しでも多くの求人をチェックすることが大切になりますが、自分一人で探せる求人の数には限界があり、思うような求人に出会えない人もいます。
このような時は、転職エージェントを利用しながら転職活動を進めてみて下さい。
転職エージェントは、転職者のあなたと企業の間に入って、転職活動のサポートをしてくれる転職サービスになります。
転職エージェントの具体的な転職サポートには、次のようなものがあります。
転職エージェントの転職サポート |
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また、自分一人で転職活動をする時に難しい給与交渉や面接の日程調整をしてくれるだけでなく、転職先の職場の雰囲気や人間関係、実際の仕事内容も転職前に教えてもらえるため、転職前後のギャップを小さくすることができます。
全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、今の経済的に安定した状況に満足しているものの、自分の好きなことを仕事にしたいと考えている20代の公務員男性におすすめの転職エージェントはリクルートエージェントになります。
リクルートエージェントは転職でお世話になった人も多い「リクナビNEXT」や「タウンワーク」を運営するリクルートグループが運営する安心の転職エージェントになります。
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さらに、非公開求人はリクルートエージェントに登録しなければ見ることができないため、誰もが見られる公開求人と比べてライバルの少ない求人を紹介してもらうことができます。
今の経済的に安定した状況に満足しているものの、自分の好きなことを仕事にしたいと考えている20代の公務員男性がリクルートエージェントを利用することで、豊富な求人の中からライバルの少ない好条件の求人を紹介してもらうことができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。