上司をはじめとした職場環境の問題から、体に異常が出る状況の中で仕事を続けたK.Iさん。
この記事では、職場環境を理由に転職した管理栄養士のK.Iさんが、転職成功のためにやった事を紹介しています。
K.Iさんと同じように、職場環境を理由に転職を考えている20代の管理栄養士の方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:K.Iさん
- 年齢:20代中頃
- 性別:男性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト
- 転職決定までの応募社数:3
- 転職活動期間:3ヶ月
- 転職理由:職場・労働環境
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:管理栄養士
- 転職後の職業:管理栄養士
職場環境を理由に転職した20代の管理栄養士の仕事内容
転職前の仕事は、病院勤務の管理栄養士になります。
病院の栄養士なので、献立作成のみ、もしくは患者の栄養状態の管理だけではなく、栄養管理と給食管理の両方を行う必要があります。
そのため、仕事内容も多岐にわたるため大変ではありますが、様々な経験を積むことができる職場でもありました。
職場環境を理由に転職した20代の管理栄養士が転職前に苦しんだ事
転職前の私は病院給食を受託する会社に所属しておりました。
一般企業でいう派遣のような扱いで、仕事をする場所は病院の厨房ですが、所属は病院ではないという立場です。
そのため、顧客である病院栄養士の命令は絶対でした。
病院栄養士もピンからキリなので私が今から話す内容が絶対というわけではありませんが、その病院栄養士は自分より立場が下の人間に対してものすごく厳しく当たる方で、多くの職員が精神的に追い詰められて辞めていく状況が続いていました。
当時、私は受託会社の責任者をしていたので、心が休まる時がありませんでした。
仕事をして報告すると難癖をつけられて修正を余儀なくされるといったことを1日中させられており、自分の日常業務ができないことから、すべて家に持ち帰って作業するような状況になっていました。
最初は病院に寝泊りするような形で何とか仕事をこなしていましたが、それすら病院栄養士より注意を受け、最終的に自腹でFAXを購入し、家から食材の発注業務を行っていました。
これがほんとに栄養士のあるべき姿なのかと考えましたが、幸い一緒に働く調理師などは常識人が多かったので、何とか気持ちが切れることなく仕事を続けることができました。
職場環境を理由に転職した20代の管理栄養士が転職を決意したきっかけ
転職を決意したきっかけは2つあります。
1つ目のきっかけは、身体に異常がみられたことです。
自分でも疲労度が分かっていなかったこともありますが、車の運転中にふと意識を失い、気づいたときに反対車線を走行していました。
前から4tトラックがクラクションを鳴らして向かってきた時は本当に死ぬと思い、転職する必要性を感じました。
2つ目のきっかけは、会社の対応に不満を感じたことです。
責任者になる前の時に、月間の残業時間180時間(6時間×30日)を会社に申請すると、直属の上司から「お前は先月マネージャーになったから残業無しね。手当はつくけど」と言われ、残業代をすべてカットされ、マネージャー手当の3万円だけが支給されました。
会社のこのような対応に不信感を持ち、転職する気持ちが強くなっていきました。
職場環境を理由に転職した20代の管理栄養士が転職成功のためにやった事
転職を意識してからはすぐに情報収集を開始しました。
転職にはタイミングの悪い11月から転職活動を始めたので、多くの求人は募集が終わっており、応募が可能だった3か所へすぐに応募しました。
必要な勉強に関しては学校の教科書を引っ張り出して、休日を利用して勉強しました。
また、曖昧な状態で転職活動をしたくなかったので、上司に「現在転職活動しています。合格したら辞めますし、不合格なら残ります」とはっきり伝えました。
受託給食業界に詳しい人なら分かると思いますが、この業界は人手不足が深刻なので、上司もノーと言えなかったようです。
転職活動の1か所目は単独の病院でしたが、1次選考であっけなく落ちてしまいました。
このままではやばいと思い、さらに勉強時間を追加しました。
2か所目の病院は何とか採用名簿に記載となりましたが、採用予定が3名の中、名簿順位は8番目の順番待ちの状態でした。
しかし、自分の中では「これで転職できる」と思い、この時点で上司に退職の意を伝えました。(今思えば、なんでこんな急いで報告したのか分かりません、、、)
3か所目は即採用を頂きました。
そのため、3か所目に行く予定でしたが、2か所目の補欠採用が4月前に決定したので、最終的には2か所目の病院で現在も働いています。
職場環境を理由に転職を考えている20代の管理栄養士へアドバイス
職場環境に悩んでいる人の多くは、自分のことをネガティブに考えがちになります。
そのため、正確な自己分析をすることが難しくなり、今の職場でズルズルと働き続けてしまうことになります。
職場環境に苦しんでいる時こそ、意識して自己分析を行い、自分の会社以外で通用する「自分の市場価値」をしっかり認識しておくことが大切だと思います。
働く環境が大きく変わることになる転職は簡単なことではありませんが、今の職場で働き続けた先に自分の成長が見込めない時は、転職に向けた行動を取っていくことも大切だと思います。
自分を追い込まず、あなたが自分らしく働ける職場を見つけて下さい。
まとめ
K.Iさんも言われているように、転職は簡単なことではありませんが、今の職場に自分の成長や幸せな未来の姿を見出せない時は、転職も1つの有効な選択肢となります。
管理栄養士の人が転職することを考えた時に、K.Iさんのように忙しい仕事の合間を縫って転職活動をしなければならず、仕事の忙しさから思うように転職活動が進まない人もいます。
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転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。