30代になった今から20代当時のことを振り返ると、20代の時に思い切って転職して良かったことが3つあると思っているY.Oさん。
この記事では、20代の時に職場環境から転職をした技術職の30代男性Y.Oさんが、30代になった今だからこそ思う20代で転職するメリットについて紹介しています。
Y.Oさん同じように、職場環境に苦しみながら転職を考えている技術職の20代男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:Y.Oさん
- 年齢:30代中頃
- 性別:男性
- 家族構成:既婚(子供1人)
- 転職活動のタイミング:退職後
- 転職方法:転職サイト、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:3社
- 転職活動期間:2ヶ月
- 転職中の悩み:職場環境
- 転職前の勤務地:千葉県
- 転職後の勤務地:東京都
- 転職前の職業:技術職
- 転職後の職業:技術職
技術職の30代男性が転職する前の20代にやっていた仕事内容
転職する前の20代頃にやっていた仕事内容は、様々な分野の電気機器製品に使用される制御基板の開発をしていました。
- 制御基板の仕様決定
- 回路作製
- 基板設計
- 基板部品実装
- 基板試作評価
- 試作基板量産化までの一連の制御基板開発
これでもかなり簡素に書いてますが、制御基板開発の仕事は、ひとつひとつが非常に緻密で、専門的な知識や技量を必要とする技術職になります。
技術職の30代男性が20代の頃に転職を考えたきっかけ
20代の頃に転職を考えたきっかけは、連日の残業や上司との関係など、会社の職場環境に耐えられなくなったことです。
転職を考えるきっかけとなる出来事には、様々なことがありました。
- 正規配属された設計開発部門で、40歳以上の立場の弱い従業員が次々にリストラされた
- いつも怒鳴り続け、上と下に対して態度が急変する上司の存在
- 1週間に1回必ず発生する深夜のトラブル対応(サービス残業扱い)
このまま今の会社で働き続けても、幸せな自分の姿を想像することができず、次第に転職したい気持ちが強くなっていきました。
しかし、前職は大学教授の紹介で入った会社だったのですぐに転職することができず、最低でも3年間は働こうと我慢していました。
技術職の30代男性が20代の時に利用した転職方法
精神的に辛い仕事を続けながらなんとか3年間働き続けましたが、転職したい気持ちは無くなるどころかますます大きくなっていたので、仕事を紹介してくれた大学教授とも話し合った上で、転職することを決意しました。
転職活動では気軽に求人をチェックできる転職サイトを利用しました。
通勤時間や昼休みなどの隙間時間に求人をチェックしておき、家に帰った後や休日を利用してじっくりと求人をチェックした上で、応募するかどうかを判断していました。
しかし、深夜のトラブル対応が頻発するようになり、帰宅後にゆっくり求人をチェックする時間が取れなくなってきたので、転職活動の後半からは転職エージェントも利用しながら転職活動を進めていきました。
転職エージェントは事前に転職希望を伝えておけば条件に合った求人を紹介してもらえたので、時間のない時にはとても便利でした、
ただし、必ず自分が希望しているような求人ばかり紹介されるわけではなかったので、自分で転職サイトを利用しながら求人チェックすることは最後まで続けていました。
30代技術者が20代の頃に転職して良かった3つの理由
30代になった今から20代当時の自分を振り返ると、20代の時に転職して良かった理由には次の3つがあります。
1.自分の将来について考えた
辛い職場環境の中で毎日仕事に取り組んでいると、目の前の仕事を処理することで頭がいっぱいになり、将来のことを考える余裕も全くありませんでした。
毎日同じ仕事を繰り返し、期日までになんとか仕事を終わらせる事だけを考え、気付いた時には1ヶ月、半年と、あっという間に時間だけが過ぎていました。
しかし、20代の時に転職活動をしたことで、自分が30代、40代、50代と仕事を続ける中で、どのような自分になっていたいのかを真剣に考えるようになりました。
転職をせずに前の職場で働き続けていたら、なんとなく毎日を過ごしていき、なんとなく歳をとっていたと思います。
あのまま30代まで我慢して働いていたら、自分の将来の選択肢も少なくなっていたと思うので、20代のうちに転職して良かったと思います。
2.スムーズに転職先が決まった
私が転職したのは25歳の時で、転職活動をしても第二新卒というアピールポイントがありました。
そのため、企業側にも自分の将来性などについてアピールすることができ、割とスムーズに転職先を決めることができました。
応募した企業は全部で3社ありましたが、全ての企業から内定をもらうことができ、自分でも納得のいく転職をすることができました。
これが30代になってからの転職だった場合、また違った状況になっていたと思います。
実際に、私と同期で入社した同僚は30過ぎまで前の職場で働き続けていましたが、転職先が決まらないことに悩んでいました。
また、親会社の日系メーカが海外メーカに買収されて、40歳以上の従業員は半強制的に早期退職となったことなど、あのまま働き続けても明るい未来はなかったと思い、20代のうちに転職して良かったと思います。
3.新しい会社で一から仕事を学ばせてもらえた
転職したのが20代という年代だったこともあり、転職先の職場で仕事を一から学ばせてもらえたことも大きかったです。
20代のうちは新卒ではないとしても、最初のうちはしっかりと仕事を教えてもらうことができ、多少のミスも許されます。
しかし、30代の人は転職先でもある程度即戦力としての働きを求められるため、転職後の早い段階で結果を求められることが多くなります。
実際に私の職場でも、私が20代で転職した時には仕事を教えてもらう期間が設けられていましたが、先日新たに入った30代の人はすぐに現場で仕事をしていました。
個人の能力などによっても異なりますが、20代という年齢から、転職先でもある程度仕事を覚えられる期間があることは大きなメリットだと思います。
転職を考えている技術職の20代男性へアドバイス
私は仕事を紹介してもらった大学教授との関係から3年間は我慢して働きましたが、紹介してもらった仕事でなければもっと早く転職していたと思います。
今でも「石の上にも3年」という言葉をよく聞きますが、実際に3年間働くことで得ることもありましたが、転職後に得たことの方がはるかに多く、もっと早く新しい環境にいけば良かったと後悔しています。
人によって転職する理由も異なるため、全ての人には言えませんが、転職に対して変な意識をすることなく、働く環境を変えたいと思った人は素直に転職活動を始めてみることをおすすめします。
転職活動を始めて、いい会社がなければ今の会社で我慢しながら働けばいいだけですから。
「20代」という可能性を大切にして下さい。
まとめ
Y.Oさんも言われているように、将来性のある20代の時に転職することで、30代とは違った様々な可能性を持ちながら転職活動を進めることができます。
しかし、転職する時の年齢に関係なく、働く環境が大きく変わることになる転職は誰にとっても簡単にできるものではなく、転職することに様々な不安を抱えている人も少なくありません。
特に20代の人は初めて転職を経験する人も多く、転職活動の最初の一歩がなかなか踏み出せない人もいます。
そのような人は、Y.Oさんの活用した転職エージェントを利用しながら転職活動を進めてみて下さい。
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転職エージェントの転職サポート |
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全国には約18,000もの転職エージェントが存在しますが、転職を考えている技術職の20代男性におすすめの転職エージェントは就職Shopになります。
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また、未経験の仕事へ転職する時には大きな関門となる書類選考ですが、就職Shopでは書類選考が免除され、応募後はいきなり面接に進むことができます。
書類選考が免除される理由として、就職Shopで紹介している求人先の企業が、転職者の人柄や仕事への意欲を大切にしている企業となっていることがあります。
そのため、応募者の今までの経歴を元にした書類選考は行わず、新しい仕事へ挑戦する20代の熱意や想いを、応募者から直接聞くようになっています。
もちろん、面接をしたからといって必ず採用されるわけではありません。
しかし、今まで書類選考の段階で落とされてしまい、面接で自分の気持ちを伝えるチャンスがなかった人も、就職Shopを利用することで、自分の気持ちを面接で確実に伝えられる機会を得ることができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。