今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、前職を1年ほどで退職した20代女性のO.Mさん。
日常化したサービス残業や先輩からの嫌がらせなど、職場環境を理由に転職を決意したO.Mさん。
この記事では、職場環境を理由に短期間で転職をした第二新卒のO.Mさんが、転職を成功させた方法について紹介しています。
O.Mさんと同じように、前職を短期間で辞めた第二新卒の女性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:O.Mさん
- 年齢:20代後半
- 性別:女性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:退職後
- 転職方法:ハローワーク、転職サイト、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:6社
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職活動中の悩み:生活費の確保
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:メディカルライター
- 転職後の職業:大学研究員補助(技術員)
第二新卒の20代女性の転職前・後のそれぞれの仕事内容
転職前はメディカルライターとして、医療冊子の作成をしていました。
資料集めや文章の校正、レイアウト作成、クライアントとの電話やり取りを中心に行い、先輩の添削の指導を受けながら、実際に文章を執筆することもありました。
転職後は、大学で研究員の補助をしています。
教授や准教授の指示で実験を行い、その結果をパワーポイントにまとめて報告、実験動物の管理、繁殖、餌等の管理をメインとした業務を行っています。
また、実験のプロトコル作成や改定業務もあります。
第二新卒の20代女性が転職を考えたきっかけ
転職しようと思ったきっかけは、新卒で同時に入った人が5人ほどいたのですが、会社の業績不振で新卒を雇う体力がなくなり、全員に解雇通告されたことです。
加えて、ブラック体質の職場で、人手がいないことを理由に毎日夜中まで残業があるものの、残業代が全く出ませんでした。
忙しかった先輩の嫌がらせもあり、このままだと自分の人生が潰れると思い転職を決意しました。
私が離職する前に新卒と中途採用の人が合わせて10人ほどいたのですが、中途採用の人は2ヶ月でいなくなり、新卒の人も4人ほど辞めていきました。
第二新卒の20代女性が選択した転職方法
新卒で入社して1年ほどだったので、まずは定番のハローワークへ行き、私が受けられる支援について具体的に話を聞くことから始めました。
また、第二新卒向けの転職エージェントに登録して、情報収集もしました。
自分だけの転職活動では不安ということもありましたが、エージェントの方から定期的に連絡をもらえるので、転職活動を続けるモチベーションも維持することができました。
第二新卒の20代女性が転職活動で悩んだ事
独身で一人暮らしだったので、生活費が一番の悩みでした。
新卒以前にバイトで貯金した貯蓄もありましたが、精神的に不安だったのでハローワークに相談しに行きました。
すぐに失業保険をもらうためには解雇扱いにしてもらう必要があり、解雇条件として指定のサインが必要と言われたので会社に問い合わせたところ、手続きを拒否されたため、すぐには失業保険が下りずに生活費に悩みました。
不幸中の幸いで、すぐに仕事センターの若者の転職支援の相談窓口に相談しに行って、転職の公的支援に関して教えていただき、一人暮らしで住居が失われる場合の公的支援の手続きの方法を教えていただきました。
減っていく貯金通帳の残高を見るのが精神的に何よりも辛かったです。
また、第二新卒ということで、キャリアや強みが自分でもはっきりしていなかったので、最初は同業種の転職を考えました。
しかし、転職活動を進める中で自分が気づいていない強みに気づき、業界を変える方向にシフトしました。
いつ転職先が決まるか分からず、収入や生活費がどうなるのかといった不安もある中で、元気に面接ができるのかという不安や、そもそも面接まで進めるのかという不安もありました。
第二新卒の20代女性が転職成功のためにやった事
転職活動を成功させるために、積極的に人と話す機会を作りました。
一人暮らしの場合は、仕事に行くことがなければ他人とほぼ話すことはなく、会話しなくても生活ができてしまう状況でした。
しかし、面接では人と話すことはもちろん、短い時間の中で自分の長所や短所を説明をする必要があります。
そんな中、1人で閉じこもって転職活動をしていては、面接もうまくいかないと感じたため、心のケアも含めてハローワークや転職エージェントを利用して積極的に面談をするようにしました。
また、履歴書や職務経歴書などの応募書類は、専門の人が読んでも、そうでない人が読んでも問題がないか心がけるように気を配り、提出前にチェックしてもらうように必ず添削を依頼しました。
転職エージェントのサービスを利用して、面接のシュミレーションをしたり、若者の仕事訓練の講座があれば参加して練習を重ねました。
そして、お金の面でも心配があったので、単発のバイトを入れるようにしました。
接客のバイトをすることで人と話す恐怖心をなくしつつ、貯金が減っていくストレスからも解放されたので、一石二鳥でした。
面接の日程調整は転職エージェントに頼み、平日は求人探しや面接などの転職活動を行い、土日はバイトをしていました。
転職を考えている第二新卒の20代女性へアドバイス
転職先が決まらないと、お金の面でも不安になり、人格的な面でも否定された気分になります。
新卒の場合で失業保険も貰えない場合は、特に引きこもってしまいがちになります。
全ての企業から採用ことはありませんが、自分のことを必要としている企業は必ずあります。
特に、第二新卒は将来的な可能性もあり、必要としている企業は少なくありません。
自分が動かなければ何も変わらないので、自分から動くことを意識することが何よりも大切だと思います。
最後まで諦めずに、転職活動を続けていって下さい。
まとめ
O.Mさん、転職体験談を寄せて頂きありがとうございました。
O.Mさんと同じように、前職を短期間で辞めた第二新卒の女性もいるかもしれません。
O.Mさんも言われているように、第二新卒は20代という年齢から将来性もあり、第二新卒を求め企業も少なくありません。
しかし、O.Mさんのように前職を短期間で退職した人は、最初の選考となる「書類選考」が大きな関門となり、思うように転職活動が進まない人もいます。
いくら仕事に対するやる気や熱意を持っていても、書類選考で落とされてしまうと、その熱意を面接で伝えることもできません。
このようなリスクを防ぐためにも、O.Mさんも利用した転職エージェントの就職Shopを利用しながら転職活動を進めてみて下さい。
就職Shopは業界最王手のリクルートが運営する転職エージェントで、前職を短期間で辞めてしまった人など、職歴に自信のない20代を専門に転職サポートを行なっています。
就職Shopでは、職歴に自信のない人の大きな関門となる書類選考が免除され、応募後はいきなり面接に進むことができます。
書類選考が免除される理由として、就職Shopで紹介している求人先の企業が、転職者の人柄や仕事への意欲を大切にしている企業となっていることがあります。
そのため、応募者の今までの経歴を元にした書類選考は行わず、新しい仕事へ挑戦する熱意や想いを、応募者から直接聞くようになっています。
もちろん、面接をしたからといって必ず採用されるわけではありません。
しかし、今まで書類選考の段階で落とされてしまい、面接で自分の気持ちを伝えるチャンスがなかった人も、就職Shopを利用することで、自分の気持ちを面接で確実に伝えられる機会を得ることができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。