今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、連日遅くまでの残業をきっかけに転職を決意した旅行代理店で働く20代女性のM.Aさん。
転職を決意した後もなかなか会社を辞めることができず、思うように転職活動を進めることができなかったM.Aさん。
この記事では、旅行代理店で働くM.Aさんが、転職成功のために取り組んだことを紹介しています。
M.Aさんと同じように、残業をはじめとした職場環境を理由に転職を考えている旅行代理店で働く20代女性の方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
- 年齢:20代後半
- 性別:女性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト
- 転職決定までの応募社数:3
- 転職活動期間:1ヶ月
- 転職理由:残業の多さ
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:内勤営業
- 転職後の職業:内勤営業
旅行代理店の20代女性が転職前にやっていた仕事内容
旅行代理店で内勤営業を行っていました。
仕事内容としては、お客様からの問合せを受けて航空券やホテルなどの手配を行なうのが主な仕事になります。
お客様とのやり取りはSNSやメールが中心となり、電話や来店での対応はほとんどありませんでした。
旅行代理店の20代女性が転職前に悩んだ事
転職をする前の旅行代理店では、連日遅くまでのサービス残業が辛かったです。
1日の拘束時間が長く、朝は8:00過ぎに到着した後は19:00までお客様対応に追われ、その後にやり残した仕事や当日起きたイレギュラーの対応を行いました。
繁忙期と言われる5~9月までは、毎日月曜日~金曜日の23:00時過ぎまでは当たり前のように残業をしていました。
また、土曜も隔週で出勤だったので、疲労困憊の中で働くことになり、仕事の効率性も悪くなり、さらに残業が増える悪循環に陥っていました。
このような生活を続けることが辛く、転職を決意して上司に相談すると、何度も止めらては話をはぐらかされることが続きました。
「上司に相談→止められる」ということが何回も続き、なかなか仕事を辞められない状態が続いたことも辛かったです。
円満退社が理想的ですが、次々に新人が入ってくる業界だったので、退職直前に上司へ伝えて、勢いで仕事を辞めても良かったと、今では少し後悔しています。
社員同士の団結は良かったので、仕事終わりにみんなで飲みに行き、会社の愚痴を延々とみんなで話しながらストレス発散をしていました。
転職に関しても、いい企業はライバルも多いので早めにエントリーをしたかったのですが、その時間を確保することが難しいほど仕事が忙しかったことも辛かったです。
旅行代理店の20代女性が転職を決意したきっかけ
私が転職を決意したのは、あまりにも残業が多かった事と、帰れる雰囲気を作らない体育会系の会社に嫌気がさしたことです。
決意してから退職するまで半年ほどかかったので、最後の方は精神的にまいりました。
特に内勤の営業職だったので顧客の引継ぎに時間を取られ、有給もあまり取れませんでした。
最終的に体調不良を装い、強行突破で消化を行いました。(欠勤扱いになる企業もあるのでご注意を)
ただ、人間関係はとてもよかったので、同じ部署の上司に相談することもできました。
ワンマン経営の企業は経営者が裸の王様状態の時もあるので、退職する時にも理由をつけて止めてきます。
そういった対応も、退職の決意を強くしたきっかけになります。
旅行代理店の20代女性が転職成功のためにやったこと
転職を決意した後は、まず休憩時間などを使って転職サイトをいくつも利用し、最新情報を常に確認していました。
残業の少なさや勤務地などの条件を絞って、求人を探していました。
会社のパソコンで調べると履歴を消してもシステムエンジニアさんが調べる可能性があったので、自分の携帯だけで調べました。
自分がいいと感じた企業が見つかると、有給休暇を利用して面接に行きました。
仕事終わりに対応してくれる企業もありましたが、ほぼ毎日残業があったので、有給を取って日中に面接を受けるようにしていました。
また、普段がスーツではなくオフィスカジュアルだったので、時間休みを取って会社見学に行くこともできませんでした。
普段がスーツの男性であれば、それもできたのかなと思います。
あとは面接の日程前にいきなり髪を暗くすると明らかに怪しいので、転職を決意した時点で髪をだんだんと暗くしていきました。
職場にいる間は転職活動をしていることを伏せることが必要だったので、色々なことに気を使いました。
もし会社側が寛大であれば有給をもっと使って有効的に転職活動ができたのに…とも思いました。
旅行代理店から転職を考えている20代女性へアドバイス
もし、今の会社が嫌で転職活動を考えている女性は、今の会社に気を遣うことも大切ですが、自分の中で転職のゴールを決めて、コツコツと転職活動を進めていくようにして下さい。
後任者への引継ぎや有給消化ができない企業もたくさんありますが、辞めたらもう会わなくていいんだ!行くこともなくなるんだ!と一度思うと、吹っ切れて頑張れます。
人間関係が友好な場合は、引継ぎさえしっかりと行えば周りの人も応援してくれるはずです。
特に、今は働き方改革も厳しくなっています。
有給を消化させない企業や毎日遅くまでサービス残業をやらせる企業には、匿名で労働基準監督署に相談するのもいいかもしれません。
現に私も、有給が取れずに労働基準監督署に相談した経緯があります。
また、残業代がで出ない場合もタイムカードの控えがあれば動いてくれる可能性もあります。
まだまだ「ホワイト企業」は少なく感じますが、味方は多いので相談しながら頑張りましょう。
誰にも話せないときは、転職エージェントやネットで相談するのも気晴らしになります。
精神的に折れたらそこでつまづく可能性もありますので、精神的な戦いかもしれません。
また、しばらく休憩したい方は一旦退職してから失業手当をもらうのもいいかもしれませんね。
まとめ
M.Aさん、転職体験談を寄せて頂きありがとうございました。
M.Aさんと同じように、残業をはじめとした職場環境を理由に転職を考えている旅行代理店で働く20代女性の方もいるかもしれません。
M.Aさんも言われているように、転職を決意した後は会社の都合に合わせるだけでなく、自分の中で転職のゴールを決めて転職活動を進めていくことも大切になります。
M.Aさんのように、残業時間の多さを理由に転職を考える人もいますが、転職前に聞いていた残業時間と本当の残業時間が違うケースも少なくありません。
本当の残業時間は実際に働くまで知ることが難しい場合もありますが、転職前に本当の残業時間を知りたい人は、転職エージェントを利用しながら転職活動を進めてみて下さい。
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また、自分一人で転職活動をする時に難しい給与交渉や面接の日程調整をしてくれるだけでなく、転職先の職場の雰囲気や人間関係も転職前に教えてもらうことができるため、転職前後のギャップを小さくすることができます。
全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、旅行代理店で働く20代の女性におすすめの転職エージェントはマイナビエージェントになります。
マイナビエージェントは就職活動でお世話になった人も多い「マイナビ」や転職サイトの「マイナビ転職」を運営するマイナビ株式会社が運営する安心の転職エージェントになります。
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転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。