日々書類の作成に追われ、施設利用者と触れ合う時間がない状況を変えるために、転職する事を決意したS.Dさん。
この記事では、介護職の仕事内容をきっかけに転職した30代男性のS.Dさんが、転職成功のためにやった事を紹介しています。
S.Dさんと同じように、仕事内容の不満から介護職の転職を考えている30代男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:S.Dさん
- 年齢:30代中頃
- 性別:男性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:ハローワーク、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:5社
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職活動中の悩み:内定先選び
- 転職前の勤務地:茨城
- 転職後の勤務地:埼玉
- 転職前の職業:ケアマネージャー
- 転職後の職業:介護職
仕事内容の不満から介護職を転職した30代男性の転職前後の仕事
転職前は老人保健施設で施設ケアマネージャーをしていました。
100人分のケアプランを作成し、施設から在宅に戻るためのサービス調整や退所後の行き先調整・引継ぎをしていました。
介護職員が足りない時には介護の手伝いもしていました。
転職後は介護職をしています。
高齢者の食事、排泄、清潔、入浴など、日常生活全般の直接的なお世話をさせて頂いています。
月に6回程、16時~翌朝9時までの長時間の夜勤もしています。
仕事内容の不満から介護職を転職した30代男性が転職を考えたきっかけ
そもそも、100人分のケアマネージメントを1人で行うことは無理がありました。
保険給付をもらうための書類を毎日つくり、利用者の方と触れ合う時間が全く取れない状況から、自分は何のために働いてるのか分からなくなってしまいました。
以前に介護職をやっており、職員が足りない時はお風呂の介助も手伝っていたのですが、ケアマネをしている時より遥かに充実した毎日を過ごしていました。
直接利用者の方にお礼を言われたり、役になっていることが実感できる介護職の現場が自分には向いていると感じ、書類ばかり作成している今の状況を変えるために転職することを決意しました。
仕事内容の不満から介護職を転職した30代男性が選択した転職方法
近場のハローワークに行ったところ、介護の求人はたくさんありましたが、せっかくなので介護専門の転職エージェントも利用してみました。
転職エージェントの担当者も頻繁に電話をくれて、とても親身に話を聞いてくれたので、安心して転職活動をすることができました。
ハローワークも転職エージェントもインターネットで間単に求人検索ができるし、応募も簡単にできるので、2つの転職方法で転職活動を進めていきました。
どちらも相手の企業との間に入って面接の日程調整などもしてくれたので、本当に助かりました。
仕事内容の不満から介護職を転職した30代男性が転職活動で悩んだ事
介護は求人が沢山あったので、転職先探しには苦労しませんでした。
むしろ沢山あり過ぎて、どこの企業を受けようかと迷いました。
条件が良さそうな5社ほど面接を受けて話を聞かせて頂きましたが、全て「ぜひ採用したい」との返事を頂き、どの企業にしようか大変悩みました。
どの施設もなるべく早く夜勤をしてほしいとのことで、夜通しで仕事をする不安もあり、夜勤の無い施設にしようか悩みました。
1番の希望は人間関係が良い職場ですが、施設見学程度ではそこまでは分からず、どこに返事をしようか本当に悩みました。
最終的には比較的条件が良さそうだった2社にお願いして、ボランティアとして1日職場体験をさせて頂き、印象の良かった今の会社に転職を決めました。
転職はスムーズにいったのですが、退職の手続きは少し大変でした。
「辞められたら困る。代わりがくるまでは居てほしい。介護がやりたいならうちの施設で介護をしてくれ」等の引止めが何度もあり、既に転職先が決まっていることを伝えても、中々納得してもらうことができませんでした。
最終的には退職届を無理やり渡して辞めるような形になったのが残念でした。
仕事内容の不満から介護職を転職した30代男性が転職成功の為にやった事
転職活動中に意識的していたことは、転職活動を今の職場にばれないようにすることです。
そのために、いつも以上に仕事をしっかりとすることは意識しました。
同じ業界内の転職になるので、悪い評判が立たないようにしっかりと仕事をすることを心がけていました。
また、介護技術や介護の知識については同僚の介護士に教わり、現場の最先端の知識や技術は身につけるように意識していました。
転職活動中は平日は仕事、休日は面接のように忙しい日が続いていたので、体調を崩さないように気をつけました。
また、私はお酒が好きなのですが、転職活動中は家でもお酒は飲まないようにしていましたし、外での飲み会も全て断ることにしていました。
転職後はデスクワークから現場の体を動かすことになるので、体力をつけるためにも出来るだけ運動をするようにしていました。
運動をしていると面接時の自己アピールにもなるので、自転車、水泳、ジョギングなど、1人でも空いた時間に出来る運動をするようにしました。
なんとなく太っているよりも引き締まっているほうが面接時の印象が良くなるかと思い、ダイエットの意味合いもありました。
仕事内容の不満から介護職の転職を考えている30代男性へアドバイス
私は働きながら転職しましたが、辞めてスッキリしてから転職活動を始めても良かった思います。
しばらく休んで失業手当をしっかりもらい、心身共に余裕を持った状態で転職活動をした方が、しっかりと相手の企業を判断できると思います。
あせって変なところに転職するのだけは気をつけた方がいいと思います。
もっとも、これは介護業界が万年人手不足だから言える事かもしれません。
介護業界はひどい人手不足で、介護に関する求人は本当にたくさんあります。
私は介護の資格も持っていたので、あまり苦労せずに転職ができました。
未経験でも採用してもらえるところが沢山あるので、今の仕事内容に不満を感じている人は、思い切って転職するのもいいと思います。
自分が納得のいく仕事ができる職場を見つけるまで、諦めずに頑張って下さい!
まとめ
S.Dさんも言われているように、介護業界は人手不足が続いているため、転職者にとっては転職しやすい状況が続いています。
仕事内容の不満から介護職の転職を考えている人は、S.Dさんもやったように、事前に職場見学をしておくことで、転職前後のギャップを小さくすることができます。
しかし、1日〜2日の職場見学では完全に仕事内容を把握する事は難しいため、S.Dさんも利用した転職エージェントで転職活動を進めることをおすすめします。
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転職エージェントの転職サポート |
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また、自分一人で転職活動をする時に難しい給与交渉や面接の日程調整をしてくれるだけでなく、転職先の職場の雰囲気や人間関係といった「リアルな転職先」を転職前に教えてくれるため、転職前後のギャップによる転職の後悔や失敗を防ぐことができます。
全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、介護職の転職を考えている30代男性におすすめの転職エージェントはマイナビ介護職になります。
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転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。