3人目の子供ができた時に、家族との時間を確保できない働き方に疑問を感じ、転職することを決意したD.Aさん。
この記事では、30代男性医師のD.Aさんが、ワークライフバランスを求めて転職した時の体験談を紹介しています。
D.Aさんと同じように、ワークライフバランスを求めて転職を考えている30代男性医師の方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:D.Aさん
- 年齢:30代中頃
- 性別:男性
- 家族構成:既婚(子供3人)
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:2社
- 転職活動期間:半年以内
- 転職中の悩み:在職中に行う転職活動の難しさ
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:医師(大学病院)
- 転職後の職業:医師(市民病院)
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性医師の転職前後の仕事内容
転職前も転職後も外科医として働いています。
転職前は大学病院で働いており、いわゆる医局という場所にいました。
大学病院は非常に良いイメージを持っている人も多いのですが、大学病院は医者の育成機関ですから、とにかく仕事が過酷でお給料も安いという難点があります。
転職後は市民病院で働くことになりました。
市民病院も大学病院とは違った大変さもありますが、大学病院とは比べ物にならないほどプレッシャーが少なく、ありがたく思っています。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性医師が転職を考えたきっかけ
大学病院は夜勤も多く、夜中であっても緊急オペが入ることもあるため、家に帰れないことが当り前の職場となっています。
手術をすることがない診療科ならばまだ良いのかもしれませんが、外科や内科、産婦人科等は昼夜問わず緊急事態が起こることもあり、常に緊張感が漂っていました。
医者は患者さんに「しっかり休養をとるように」とよく言いますが、大学病院の医者が一番休養が必要だと感じていました。
また、大学病院は仕事がかなり過酷なのにもかかわらず給料が少なく、夜勤がなければ年間500万円〜600万万円ほどしかもらえないため、仕事の割に合わない仕事だと思います。
特に3人目の子供が生まれてからは、妻の負担が増えました。
子供が熱を出しても家に帰ることができず、妻が3人の子供をワンオペ状態で育てなければならなくなりました。
私たちはどちらも実家が遠く、基本的に頼る人がいません。
妻が専業主婦ですから保育園を利用することもできず、医者として患者にしっかり休養を取るようにと言っている私が、妻には同じことを言ってあげられませんでした。
息子2人がインフルエンザにかかり、私がやっと家に帰れた時に再び緊急オペの召集がかかった時に、このまま大学病院で働き続けることは難しいと感じ、転職することを決意しました。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性医師が選んだ転職方法
転職活動では、医師専用の転職エージェントを利用しました。
無職期間があってはいけないと思い、なんとか在職中に次の転職先を探そうと思いましたが、いかんせん仕事が忙しく、なかなか自分で求人を探すことができませんでした。
そのため、医師専用の転職エージェントを利用しましたが、転職希望を伝えた後は条件に合った求人を紹介してもらえたので、仕事をしながらの転職活動も無理なく進めることができました。
また、一般には公開されていない求人情報なども教えてもらえたので、利用して良かったです。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性医師が転職活動で悩んだ事
転職活動では、良い転職エージェントを見つけるのが大変でした。
本当かどうかは分かりませんが、転職エージェントを利用した先輩医師から、転職エージェントによっては、「こんな人が仕事を探していますが、お宅の病院でいかがですか?」といった感じで自分の履歴書をあちこちの病院にばらまかれてしまうという話を聞きました。
守秘義務などの関係から絶対にないとは思いましたが、在職中に転職活動するので、自分の大学病院に転職活動をしていることが知られるのが怖く、どの転職エージェントが信用して利用できる転職エージェントなのか悩みました。
こればかりはサイトを見ただけでは何とも言えませんので、直接エージェントの担当者に会って確認しなければならず、自分が利用する転職エージェント選びに時間がかかりました。
また、転職活動とは少し話がズレますが、スムーズに退職できるのかどうかも不安を感じていました。
大学病院の教授にとって医局員は多ければ多いほど良く、医局を辞めたいと思っても、「来年からは本院で働かせてあげるから」「留学に行ってみる?」などとごまかされてしまうことが多くあります。
そのため、転職先が決まった後にスムーズに次の職場で働けるかどうかも不安に感じていました。
ワークライフバランスを求めて転職した30代男性医師が転職成功の為にやった事
大学病院は専門知識を身につけるには最適な場所ですし、常に最新の技術が導入され、研究などにも積極的です。
一方、市民病院のような小規模病院では最新技術が導入されていないことも多く、医師によっては仕事にやりがいを感じられない人もいます。
しかし、私の転職理由は「仕事がが忙しすぎる」「家族との時間がもてない」「給料が割に合わない」というものだったので、緊急オペなどが入りにくい小規模病院を転職先として探しました。
また、普通のサラリーマンの方でも出張や当直があるように、夜勤そのものには負担を感じていなかったので、入院設備の有無は気にしていませんでした。
このような条件を踏まえて、転職エージェントの担当者に転職希望を伝え、条件に合う求人を探してもらいました。
仕事がとにかく忙しかったので、転職エージェントの担当者には求人の紹介以外にも面接の日程調整などもやってもらえたので、転職活動の負担はかなり軽くなりました。
ワークライフバランスを求めて転職を考えている30代男性医師へアドバイス
友人から、医師の転職とサラリーマンの転職は違うだろうと言われたことがありますが、私は同じだと思います。
どんな仕事をしている人でも、仕事量と給料のバランスが取れていない仕事や、家族のことを省みれないほど忙しい仕事は、どこかで必ず限界を感じると思います。
何を大切にするかは人それぞれ価値観が違うので一括りにすることはできませんが、今の職場で仕事とプライベートのバランスが取れずに悩んでいる人は、問題解決の手段として転職を考えてみるのもいいと思います。
転職活動を始めたからといって必ず転職をする必要はありませんし、転職先が見つからない時は今の病院で働き続ければいいだけです。
転職は簡単ではありませんが、行動を起こせばきっと良い方向に向かうと思います。
最後まで諦めずに頑張って下さい。
まとめ
D.Aさんが言われていたように、今の職場で自分が希望するワークライフバランスを実現できない時は転職することも1つの解決手段になりますが、仕事が忙しい医師の方は、D.Aさんのように転職活動の時間を確保することが難しい人もいます。
そのような人は、D.Aさんも利用した転職エージェントのリクルートドクターズキャリアを利用してみて下さい。
リクルートドクターズキャリアは業界最王手のリクルートが運営する転職エージェントで、医師への転職サポートを専門に行なっています。
医師への転職サポートを30年以上行ってきた実績があり、業界最王手のリクルートが運営していることから、多くの医師に支持されている転職エージェントになります。
また、多くの医師が転職に求めている「高収入」「当直なし」「週4日勤務」といった優良条件の求人が全体の64%を占めており、D.Aさんが求めていたワークライフバランス重視の働き方も実現することができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。