企業の規模に関係なく、システムエンジニアが共通した悩みを抱えていることを知り、どうせ同じ悩みを抱えるならより良い条件で働こうと、年収アップを求めて転職することを決意したW.Dさん。
この記事では、年収アップを求めて転職したシステムエンジニアのW.Dさんが、転職成功のためにやった事を紹介しています。
W.Dさんと同じように、年収アップの転職を考えている30代のシステムエンジニアの方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:W.Dさん
- 年齢:30代中頃
- 性別:男性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト
- 転職決定までの応募社数:10社以上
- 転職活動期間:半年以内
- 転職活動中の悩み:自分にアピールポイントがない
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:大阪
- 転職前の職業:システムエンジニア
- 転職後の職業:システムエンジニア
年収アップした30代システムエンジニアの転職前後の仕事内容
転職前と転職後はともにシステムエンジニアなので、仕事内容に大きな変化はありませんでした。
どちらも顧客からの要望を受けた後に仕様を固め、モノを製造、検品、出荷という流れです。
あえて違う点があるとすれば、転職前は社内グループが顧客(利用部門)でしたが、転職後は外部(一般顧客)が利用ユーザでした。
転職で年収アップした30システムエンジニアが転職を考えたきっかけ
転職前の会社は小さい企業でした。
会社の規模が小さい分、個人に任される裁量が大きいということで入社しましたが、実際には裁量がほぼなく、仕事内容に不満を感じていました。
技術的な勉強会では同業種の方と話をする機会があり、私と同じような悩みを抱えているシステムエンジニアが多くいて驚きました。
しかし、会社の規模が大きければ大きいほど給料や待遇も良かったので、どこへいっても同じ悩みを抱えるなら好待遇の環境で働いた方が得だと考え、転職することを考え始めました。
退職前に上司に上記のような悩みを打ち明けた所、一定の理解は示してくれた上で留意して頂きましたが、自分の考えに変わりはありませんでした。
また、自分が不満に思っている環境でも周りには満足している人も多かったため、その辺りのギャップも転職に至るきっかけのひとつです。
転職で年収アップした30代システムエンジニアが選択した転職方法
選択肢を広くもつために、転職活動ではハローワークだけでなく、転職サイトや転職エージェントも利用しました。
最終的には転職エージェントに紹介された求人に転職することになりました。
転職サイトは自分の探し方が悪かったのか、思っているような求人が見つかりませんでした。
ハローワークの求人には、そもそもまともな求人がありませんでした、、、
転職で年収アップした30代システムエンジニアが転職活動で悩んだ事
転職活動では、自分にアピールするだけの能力がなかった事が一番の悩みでした。
技術職のため、一番アピールするべき点は技術力でしたが、知識として知ってはいるものの、自分の担当外で経験したことが無く、自分の技術力に自信が持てませんでした。
そのため「やる気」や「自信」等、抽象的な部分をアピールするしかなく、どのように自分自身をアピールしていけば良いのか分かりませんでした。
転職エージェントの担当者に相談する中で技術力以外に自分のアピールポイントを持つことに到り、資格の取得や資格を取る工程での継続的な努力など、きちんと結果を出した事をアピールするようにしました。
また、アピールポイント以外にも、在職中に転職活動をしていたため、時間の調整にも悩みました。
本命の企業の試験日には有給を使ったり、相手の人事担当者に面接の時間をずらしてもらうなど、応募先企業にお願いすることが多く、申し訳ない気持ちになりました。
この日程調整の問題も、途中から利用した転職エージェントに全て任せられるようになってからは、負担が随分軽くなりました。
また、地味に大変だったのがお金の面です。
転職活動をすればするほど交通費などが増えていき、交通費だけで1万円を超える事もよくありました。
日頃からもっと貯金しておけばよかったと反省しました。
転職で年収アップした30代システムエンジニアが転職成功のためにやった事
技術力だけを見た場合、自分より優れている人間はいくらでもいると思ったので、それ以外に武器を持つことを意識しました。
業界全体の流れとして、海外に製造工程を委託してコストを抑える事が当たり前になりつつあったので、英語を勉強し、年相応の技術力を持ちながら英語もこなせる人材として自分をアピールするように準備しました。
初歩レベルの英語も怪しいレベルでしたので、ある程度お金をかけて英作文や英会話のレッスンを受講し、英語力に磨きをかけました。
また、結果として目に見える物が無いと相手にされないと思ったので、TOEICを受験して、最終的には800点台前半を取得しました。
面接の際には「技術力+英語力」を推すのではなく、その能力を得るに至った過程をアピールし、目標に向かって継続的な努力が出来る事、きちんと結果を残すことが出来る人材であることをアピールをしました。
転職で年収アップした30代システムエンジニアが転職して良かった事・後悔した事
転職して良かったことは、収入が大幅に上がったことです。
月給にそこまでの差はありませんでしたが、住宅手当や賞与等は零細企業と大手企業では大きな差が出た。
月給も年齢を重ねるごとに零細企業との差が開いていくので、早めに転職を決意してよかったと思います。
転職して後悔した事は、以前よりも仕事が忙しくなった事です。
以前は良くも悪くも自分の仕事をこなすだけでしたが、現在はチームとして仕事に取り組むことが多く、チームとしての働きを評価されています。
そのため、自分の仕事が遅れている時は他人に手伝ってもらわなければならず、他の人の仕事が遅れていれば残業してでもフォローをしなければいけない状況です。
転職で年収アップしたい30代システムエンジニアの方へアドバイス
転職では、自分をどう見せるかを最初に考えるべきだと思います。
受ける企業によって細かい点は変えつつも、大筋は共通化する事で、書類作成にかかる時間なども短縮できると思います。
採用担当者も人間なので、真面目な事や強みだけでなく、あえて自分の弱みを見せる事も大切だと思います。
転職活動を通して、良くも悪くも採用担当の興味を引き、なんとか面接までこぎつけることが一番重要だと感じたので、面接対策に加えて、応募書類の作成にもしっかり取り組むことをおすすめします。
また、年収アップをするためには面接時に自分で交渉することはかなり難しいと思うので、転職の専門家である転職エージェントに給与交渉を任せた方が、無理なく年収を上げることが出来ると思います。
最後まで妥協せず、自分が納得のいく転職をして下さい。
まとめ
W.Dさんも言われているように、転職活動では自分の強みをアピールすることが大切で、面接ではもちろん、応募書類も含めた対策をする必要があります。
しかし、自分一人で面接対策や応募書類のチェックをすることには限界があるため、W.Dさんも利用した転職エージェントでの転職活動をおすすめします。
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転職エージェントの転職サポート |
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また、第三者の立場である転職エージェントが転職先の本当の残業時間や職場の人間関係といった「リアルな転職先」を転職前に教えてくれるため、転職前後のギャップによる転職の後悔や失敗を防ぐことができます。
全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、年収アップを考えている30代のシステムエンジニアにおすすめの転職エージェントはレバテックキャリアになります。
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニアやクリエイターの転職サポートに特化した転職エージェントで、2005年の会社設立以降、現在までに78,000人以上の転職者をサポートしてきた実績のある転職エージェントになります。
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また、キャリアアドバイザーの中には元ITエンジニアや300万円以上の年収アップを実現させたアドバイザー、今までに4,000人を超えるエンジニアと面談してきたアドバイザーなど、IT・Web業界の専門知識を持ったアドバイザーから、質の高い転職サポートを受けることができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今のより働きやすい環境の中で仕事ができるようになることを願っています。