退職できなかった時の体験談を寄せて頂いたのは会社の引き止めから退職できない状況が続いた40代男性のT.Aさん。
会社の組織体制に対する不満から退職を決意したT.Aさんですが、関わっていた社内秘の仕事などを理由に退職を受け止めてもらえなかったT.Aさん。
この記事では会社の引き止めによって退職できずに苦しんだ40代男性のT.Aさんが、退職するためにとった行動について紹介しています。
T.Aさんと同じように、会社の引き止めから退職できずに苦しんでいる40代の男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
- 名前:T.Aさん
- 年齢:40代前半
- 家族構成:既婚(子供1人)
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:法人営業
- 転職後の職業:法人営業
退職できない40代男性の退職前・後の仕事内容
退職前は法人向け生命保険の営業をしていました。
企業の役職員を対象とした生命保険などを企業に加入する事を提案していました。
企業単位での生命保険契約となるため、それなりに大きな契約となり、ある程度の営業経験を求められる仕事になりました。
退職後も法人向け生命保険の営業をしています。
退職後の仕事は、企業に勤める個々の社員を対象とした団体保険の営業も担当するようになりました。
退職できない40代男性が退職を考えたきっかけ
会社の組織体制が整備されていないことが、退職を考えるきっかけになりました。
仕事の命令系統が組織化されておらず、いきなり経営陣トップから営業命令がくることもありました。
経営陣から社長案件として、上司も知らされていない大きな営業案件が私の元に届いたことがあり、上司に相談しながら仕事を進めようとしましたが、上司は責任を取りたくないのか、全く関わろうとしませんでした。
誰も手伝ってくれないため1人で社長案件に取り組むことになりましたが、仕事が軌道に乗り始めると上司をはじめ、上層部の人も社長案件に関わるようになり、全て私の手元からその仕事が離れていきました。
手柄を横取りされたことによるくやしさ以上に、自分のことしか考えていない上層部の人たちが情けなく、これ以上この会社で働いていく気持ちが萎えたことから退職することを決意しました。
退職できない40代男性が会社を退職できなかった時の状況
会社の体制に完全に嫌気がさし、私は会社に退職を申し出ました。
社長案件はまだ仕掛かり中でしたが、それを途中で放ってでも退職しようと思いました。
しかし、会社側は社長案件が完全に軌道に乗っていないことを理由に、私の退職届を受け取りませんでした。
直属の上司に何度も退職を申し出ましたが、上司は話をはぐらかすだけで、全く取り合ってくれませんでした。
こちらとしては退職日を指定して申し出たのですが、その日が近づいても後任担当者を決めてくれないので、仕事の引き継ぎもできませんでした。
退職できない中、上層部から会社に残るように様々な提案がされました。
- 社長案件が完全に軌道にのったら部長のポジションを用意すること
- 報酬アップすること
- その他、希望条件があれば全て見直すこと
会社の体制に大きな不満はありましたが、上層部から提示された条件には大きな魅力を感じました。
結局、私は目の前にぶら下げられた報酬やポジションに目がくらんでしまい、ズルズルと会社を退職できなくなりました。
退職できなくなった原因の一部が私にあることは間違いなく、この点は本当に後悔しています。
退職できない40代男性が会社を退職するためにやったこと
会社を辞めることを決意しながらも、餌につられてズルズルと会社に留まっていた私ですが、よく考えれば報酬が上がろうが会社でのポジションが上がろうが、会社の体質が変わることはありません。
好条件を提示されてしばらく働いた後、私は完全にこの会社を退職することを決意しました。
しかし、以前と同じように退職届を出しても引き止めにあうことは分かっていたいので、今回は弁護士に退職手続きを委任をしました。
会社に退職の意志表示をするところまでは自分でしましたが、その後の退職にあたっての交渉は全て弁護士同席のもとで行うと会社側に通知したのです。
この退職交渉の中で、現在取り掛かっている社長案件が社内秘となっており、私が社内の機密情報を知り過ぎていることを退職を受理できない理由として挙げてきましたが、弁護士の方は法律にのっとり、しっかりと抗弁してくれました。
もし、私一人で退職交渉に臨んでいればこのような法律にのっとった対応をすることは難しく、またうまく退職を先延ばしにされていたと思います。
退職できない40代男性が会社を退職して良かった事、後悔した事
とにかく、あの会社組織から抜け出せたことが何より良かったことです。
確かに給料は高い部分はありましたが、あのまま会社で働き続けてもスキルアップすることは難しく、自分の将来のキャリアにとってプラスになるとは思えませんでした。
会社を退職して新しい会社に勤めていますが、今の会社は組織としてしっかり統制されていて、社内のみんなでより良い仕事をしていこうとする気概を感じることができます。
給料は以前に比べて安くなりましたが毎日の仕事に大きなやりがいを感じ、日々の仕事が自分の経験として身についていることを実感しています。
前の会社を退職して本当に良かったと思っています。
会社を退職できずに苦しんでいる40代男性へアドバイス
会社とは、どの組織も多かれ少なかれ御都合主義の部分があります。
退職を申し出た時、他に人材がいないなどの理由で引き止めにかかってくる事もありますが、その言葉にズルズルと引きずられるのは自分にとって全くプラスにはならないと思います。
また、私のように提示された好条件につられて働き続けたとしても、組織自体が変わる可能性はほとんどありません。
もし、自分だけの力で退職することが難しい人は、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
今回の体験から、自分の未来は自分の力で切り開かなければいけないことを痛感させられました。
皆さんが、少しでもスムーズに退職できるよう願っています。
まとめ
T.Aさん、退職できなかった時の体験談を寄せて頂きありがとうございました。
T.Aさんと同じように、会社の引き止めから退職できずに苦しんでいる40代の男性もしれません。
T.Aさんも言われているように、自分の力だけで退職することが難しくなった人は、弁護士をはじめとした専門家に依頼するのも退職するための有効な手段になります。
しかし、弁護士に退職手続きの依頼をすると、多くの場合最低でも10万円以上の費用がかかることになり、誰もが弁護士へ退職サポートを依頼できるわけではありません。
このように、弁護士のような専門家を通して退職手続きを進めたいものの、高額な費用がネックになっている人は退職代行サービスを利用してみて下さい。
退職代行サービスは、会社を退職したい人が会社からの引き止めなどによって退職できない時に、本人に代わって退職までの連絡を代行してくれるサービスになります。
退職代行サービスを利用することで、勤務先企業と退職に関するやり取りを自分でやる必要がなくなり、退職できないことによるストレスから解放されます。
退職できない問題は全て退職代行会社に任せる事ができるので、自分は新たな勤務先を見つける転職活動に集中できるため、退職できない現在の状況を打破することができます。
退職代行サービスも費用がかかりますが、弁護士の半額以下で依頼することができるため、高い弁護士費用がネックになっている人にはおすすめのサービスになります。
現在は深刻な人手不足から、1人の求職者に対して1.6件前後の求人がある「売り手市場」になっています。
転職者にとっては有利な売り手市場ですが採用する側の企業にとっては人材を確保することが難しく、退職による人材流出がより深刻な問題となっています。
そのため退職できずに悩んでいる人が増加していることから退職代行サービスを行う会社も増えており、どの退職代行会社を利用すればいいのか迷ってしまう人も少なくありません。
数ある退職代行会社の中からおすすめの退職代行会社はSARABAになります。
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本来、無料で出来る退職に24,000円を払うことに抵抗を感じる人もいますが、様々なオプション費用などがかかる他社の退職代行会社に比べるとコストパフォーマンスも高くなっています。
SARABAでは万が一退職できなかった時も全額返金保証があるため、SARABAを利用する時のリスクがありません。
SARABAを利用する時はLINEや電話から24時間いつでも問い合わせることができ、相談後に退職代行料金の24,000円を支払った後はSARABがあなたに代わって勤務先企業に退職に必要な連絡を代行してくれます。
会社の引き止めから退職できずに苦しんでいる40代の男性がSARABAを利用することで、次のようなメリットがあります。
- 自分で勤務先企業と直接退職に関するやり取りをする必要がなくなる
- 退職できないことによるストレスやプレッシャーから解放される
- 自分は新たな職場を見つけるための転職活動に集中することができる
実際に退職代行サービスを利用するかどうかはともかく、今の苦しい状況が少しでも改善され、自分らしく働けるようになることを願っています。
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