今回、転職活動の体験談を寄せて頂いたのは、会社の2度にわたる給与の遅延をきっかけに4度目の転職に踏み出した40代男性のI.Mさん。
4回目という転職回数の多さから、転職に踏み出すことに躊躇したI.Mさん。
この記事では、4回という複数回の転職を成功させたI.Mさんが、転職活動中にやった事を紹介しています。
I.Mさんと同じように、転職回数の多さから転職に踏み出すことを躊躇している40代の男性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:I.Mさん
- 年齢:40代前半
- 性別:男性
- 家族構成:既婚(子供2人)
- 転職活動のタイミング:在職中
- 転職方法:転職サイト、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:3社
- 転職活動期間:半年以内
- 転職中の悩み:転職回数が多かった
- 転職前の勤務地:愛知
- 転職後の勤務地:愛知
- 転職前の職業:社内SE・カスタマーサポート
- 転職後の職業:社内SE
4回目の転職をした40代男性の転職前・後の仕事内容
転職前は従業員数人のベンチャー企業で商品のカスタマーサポートと社内SEをしていました。
具体的には社内の顧客情報管理やその他社内システムの管理、PCの購入や設定、トラブル対応などを行なっていました。
また、商品のソフトウェア部分の開発に関しても外部業者との窓口となりやりとりをしていました。
転職後は商社の社内SE兼総務として、システム管理からサブシステムの開発、社内PC管理やトラブル対応まで、幅広い業務を行なっています。
4回目の転職をした40代男性が転職を考えたきっかけ
転職しようと思ったきっかけは、前職のベンチャー企業で給与の支払い遅延があったからです。
ちょうど結婚後3年が経って妻が妊娠中の頃で、生まれてくる子供のためにも安定したところに勤めなければいけず、転職を決意しました。
本来はまだその企業に勤めて2年程度だったので後ろ髪引かれる思いもありましたが、給与遅延が2ヶ月続いてしまうとどうしても先々のことを考えるとリスクが高すぎると判断しました。
結局のところ、5年以上経った現在でもそのベンチャー企業は続いているようですが、それでも今の企業が大手企業の子会社ということでかなり安定しているので、転職したことに後悔はありません。
4回目の転職をした40代男性が選択した転職方法
今までの転職経験から、まずは転職エージェントに登録し面談を行い、その後転職サイトへの登録、ハローワークのWebサービスで転職活動を進めていきました。
前回までの転職では、ハローワークと転職エージェントの利用がうまくいきましたが、やはり間口は広めに持っておいた方が良いということで、かなりたくさんの転職サービスに登録しました。
結果としては、転職エージェントで転職先が決まりました。
4回目の転職をした40代男性が転職活動で悩んだ事
転職活動では、きちんとした会社に転職できるかどうかが一番の不安でした。
具体的に言うと、まずは転職回数が多いことが挙げられます。
私は今回の転職が4回目の転職になるので、それが相手の企業にとってかなりのリスクやデメリットにみられると考えていました。
実際、決まった企業以外で面接にまで進んだところが2社ほどありましたが、転職回数の多さについては必ず突っ込まれました。
もちろん、その点は聞かれると思っていたので受け答えの用意はしていましたが、それで完全にデメリットを払拭できたかというと、できてはいなかったでしょう。
他には、収入面もかなり厳しいと考えていました。
できる限りその当時の現職以上の年収を狙っていましたが、それが現実的には厳しいことも分かっていました。
結局決まったところでも、月給は若干下がってしまいました。
ただし、これで納得して入社を決意したのには理由があります。
新しい会社では、年3回のボーナスがある程度保証されていたのです。
前職では給与遅延が発生するくらいですからボーナスは全くないか、あっても寸志程度でした。
そのボーナスがまともに出るようになっただけでもありがたかったです。
後は時間を作るのにも苦労しました。
業務をこなしながらの転職活動だったので、面接などのアポイント調整が難しかったです。
4回目の転職をした40代男性が転職成功の為にやった事
4回目の転職活動だったので、これまでに得た経験を元に色々と意識はしていました。
中でも意識していたのは、服装の清潔さです。
特に靴に関してはきちんと磨いておくよう意識しました。
良い意味で、地味目な色合いのスーツを選ぶようにもしていました。
また、年齢的には面接の結果が重視されると思っていたので、面接対策はしっかりしました。
特に転職回数が多いことについては当然突っ込まれると思っていたので何度も受け答えを練習しておき、実際にそれである程度はフォローできたと思っています。
さらに面接対策としては、自分のアピールポイントの整理もしっかりと行ないました。
特にスキルだけでなく業務に対する姿勢、どんなことを心がけているかというのは、ぶれないようにしっかりと用意しました。
4回目(複数回)の転職を考えている40代男性へアドバイス
スキルをアピールできる人の転職活動は、スキルをアピールできるからこそ、それ以外が重要になると感じました。
スキルがあることは、履歴書や職務経歴書で知ってもらえるからです。
ではどんなところが重要かというと、面接時の受け答えです。
雄弁かつ好印象にみられるようにすることはもちろん大切ですが、自分の中で仕事に対する姿勢や考え方の基本をしっかり組み立てておくと、その方向性に照らし合わせてその場で良い応答ができると思います。
しかも、そういった形で対策を練っておけば、台本を読むような棒読みの回答にならず、自分らしさを出せるのでおすすめです。
後は転職エージェントを有効活用するのが非常に便利だと思います。
珍しい案件が出てくることもありますし、面接の日程調整を任せられるのが非常に大きいです。
まとめ
I.Mさん、転職体験談を寄せて頂きありがとうございました。
I.Mさんと同じように、転職回数の多さから、転職に踏み出す事を躊躇している40代の男性もいるかもしれません。
I.Mさんも言われているように、自分の強みやスキルを踏まえた上で、仕事に対する姿勢や考え方をアピールすることで、転職回数の多さをカバーしながら転職活動を進めることができます。
転職活動の経験が豊富なI.Mさんも利用していた「転職エージェント」を利用することで、求人の紹介はもちろん、様々な転職サポートを受けながら転職活動を進めることができます。
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転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。