離婚をきっかけに老舗旅館へ正社員として転職したものの、転職前後のギャップから再び転職することを決意したT.Oさん。
この記事では、シングルマザーのT.Oさんが、転職成功のために転職活動中に意識して取り組んだことを紹介しています。
T.Oさんと同じように、転職を考えている40代のシングルマザー女性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:T.Oさん
- 年齢:40代前半
- 性別:女性
- 家族構成:独身(シングルマザー、子供2人)
- 転職活動のタイミング:退職後
- 転職方法:ハローワーク、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:6社
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職活動中の悩み:転職先が決まらない
- 転職前の勤務地:大分
- 転職後の勤務地:大分
- 転職前の職業:旅館フロント
- 転職後の職業:事務職
40代のシングルマザー女性の転職前・後の仕事内容
転職前は旅館のフロントスタッフとして働いていました。
- お客様のチェックイン・チェックアウト
- 予約受付業務
- 従業員のシフト管理
- 在庫管理等
お客様のご要望により、観光案内やチケット・タクシーの手配など、コンシェルジュサービスもしていました。
転職後は物流会社で事務職をしています。
- 物流倉庫の入出荷管理と在庫管理
- 入出荷指示書の作成
- 現場作業員へ指示書のさ作業依頼
- 請求書や報告書の作成
この他にも、時間があるときは電話営業をかけるなど、営業補佐的な仕事も行います。
40代のシングルマザー女性が転職を考えたきっかけ
それまでアルバイトとしてスーパーで働いていましたが、離婚を機に収入を増やす必要があり、家の近くにある旅館へ正社員として転職しました。
全部で20室の小さな老舗旅館でしたが、想像と全く違い、ホスピタリティより利益優先・オーナー一族優先の会社でした。
新しい人はすぐに辞めていき常に人が足らず、お客様からのクレームや他部署のヘルプに奔走し、ご主人の気まぐれな思いつきに右往左往する日々でした。
辞めよう辞めようと思っている矢先、他の従業員のミスでご主人の怒りの矛先がその場にいた私に向き、「辞めてしまえ!」と怒鳴られたので、勢いから「お世話になりました」とその場で退職をしてしまいました。
40代のシングルマザー女性が選択した転職方法
転職をした時にはすでに40歳でしたので、求人誌を見ても正社員の募集は少なく、最初の頃はハローワークだけを利用していました。
ハローワークはパソコンで条件を入力して求人を探せたので便利でしたが、掲載されている求人内容がイマイチで、途中から友人に教えてもらった転職エージェントも利用しました。
転職エージェントでは、担当者の方に転職に関する悩みを相談できたので、精神的にも助かりました。
40代のシングルマザー女性が転職活動に悩んだ事
当時は求人票に年齢制限を書いてたので、ハローワークの求人では年齢制限から思うような求人が見つかりませんでした。
給与や労働時間などの希望はありましたが、最終的には次のような条件まで譲歩しました。
- 職種:なんでもOK
- 勤務地:自宅から2時間くらいならOK
- 給与:15万以上ならOK
幸い、実家のそばに住んでおり、子供の面倒は母が見てくれていたので、勤務時間や休日などにこだわりませんでした。
とりあえず、40歳でもいいというところを片っ端から探し出して応募していました。
また、転職エージェントでも転職希望を伝えた後は条件に当てはまる求人を紹介してもらい、ハローワークと転職エージェントの両方で求人探しを進めていきました。
面接までこぎつけても次々落とされ、「もう正社員で応募しても、無理かもしれない。パートでもいいかな」と何度も諦めそうになりましたが、ここで正社員を諦めてはさらに年齢も上がり、ますます転職が難しくなると考え、「これが人生最後の転職だ」と自分を励まして頑張りました。
面接に落ちるたびに気持ちも落ち込んで、次の面接へ気分を切り替えるのにだいぶ時間がかかりましたが、何週間かすると慣れてきて、「しかたがない。ご縁がなかっただけだ。」と割り切れるようになりました。
40代のシングルマザー女性が転職成功のためにやった事
私は運転免許どころか何ひとつ資格をもっていなかったので、履歴書の資格欄に書くことが全くなく、昔から得意だった英語をアピールするために、慌ててTOEICを受けに行きました。
また、転職エージェントの担当者に教わり、仕事に熱意を感じられる履歴書の作成を心がけました。
自分にできることをすべて書き上げ、それにどのような意識をもって取り組んできたかを詳細に記しました。
例えば、<書類整理:きちんと順番通り並べ、ホッチキスで止めるものはそれぞれの角度をそろえ、誰もが見やすいように心がけました。>など、いちいち細かく書き、面接官の方に私の仕事ぶりが想像しやすくなるように工夫しました。
面接に挑む前に転職エージェントやハローワークの担当者から会社の業務内容を詳しく教えてもらい、こういう仕事をするんだろうなとイメージを膨らませました。
その膨らませた仕事のイメージに対して、自分のスキルがどう生かせるかを考え、それをアピールするようにしました。
面接でも仕事内容を確認し、その仕事に興味を持っている事や楽しく働けそうなことを伝え、やる気を見せました。
不採用となっても落ち込まないように、気持ちをコントロールすることも意識しました。
また、焦って条件に合わない仕事を選ばないよう、落ち着いて求人票を見るようにしました。
転職を考えている40代のシングルマザー女性へアドバイス
今は性別や年齢で募集を制限することができなくなっていますので、面接までは以前よりスムーズに進めるようになりました。
しかし、転職が簡単になったかといえば、そうでもないと思います。
無駄に面接会場まで足を運ぶことを避けるためにも、求人内容をよく確認し、その会社がどういう人材を欲しているか、自分のスキルや条件に合っているかをよく考えることが必要です。
そして、転職したい気持ちがあるなら、諦めずに何度でも挑戦してみて下さい。
採用担当者にあなたの仕事に対する熱意を感じさせることが一番重要です。
最終的にはあなたが会社にとってどれだけ貢献できるかで、採用・不採用が決まると思います。
自分の価値を信じて、この会社に自分がどれだけ役に立つかをアピールして下さい。
まとめ
T.Oさんと同じように、転職を考えている40代のシングルマザー女性もいるかもしれません。
T.Oさんも言われているように、40代のシングルマザー女性の転職は決して楽なものではありませんが、自分の仕事に対する熱意をしっかりアピールしていくことで、転職成功の可能性を高めることができます。
T.Oさんのように実家に子供を預けながらの転職活動も大変ですが、頼れる人が側にいないシングルマザーの女性は、転職活動がさらに難しくなります。
このような人は、転職エージェントを利用しながら転職活動を進めてみて下さい。
転職エージェントは、転職者のあなたと企業の間に入って、転職活動のサポートをしてくれる転職サービスになります。

転職エージェントの具体的な転職サポートには、次のようなものがあります。
転職エージェントの転職サポート |
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これらの転職サポートを全て無料で利用することがきます。
転職エージェントを利用することで、転職希望を伝えた後は担当者が条件に合った求人の紹介や面接の日程調整もしてくれるため、シングルマザーの女性も無理なく転職活動を進めることができます。
また、第三者の立場である転職エージェントが転職先の職場の雰囲気や人間関係といった「リアルな転職先」を転職前に教えてくれるため、転職前後のギャップによる転職の後悔や失敗を防ぐことができます。
全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、40代のシングルマザー女性におすすめの転職エージェントはパソナキャリアになります。
パソナキャリアは「社会の問題点を解決する」という企業理念を元に、障害者雇用や社会貢献活動に積極的なパソナグループの一員で、丁寧な転職サポートが特徴の転職エージェントになります。


丁寧な転職サポートは、オリコンが実施する「転職エージェントのランキング・比較」の中にある「担当者の対応 満足度ランキング」で、他の大手転職エージェントを抑えて1位にランキングされていることからも証明されています。

また、パソナキャリアは利用者の8割が40代以上となっているため、自分の年齢を気にすることなく、40代のシングルマザー女性も利用することができます。
パソナキャリア利用者の年代

40代のシングルマザー女性がパソナキャリアを利用することで、40代に合った丁寧な転職サポートを受けることができ、転職成功の可能性を高めることができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。