経験したことのない異業種の仕事へ転職することに不安を感じながら、資格取得の為に通学をしながら転職活動を進めていったS.Sさん。
この記事では、異業種の仕事へ転職を成功させたS.Sさんが、転職成功のためにやったことを紹介しています。
S.Sさんと同じように、異業種の仕事へ転職を考えている20代の女性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:S.Sさん
- 年齢:20代後半
- 性別:女性
- 家族構成:独身
- 転職活動のタイミング:退職後
- 転職方法:ハローワーク、求人誌
- 転職決定までの応募社数:10社以上
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職中の悩み:経験のない異業種の仕事へ転職する不安
- 転職前の勤務地:東京
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:営業事務
- 転職後の職業:輸出貿易事務
異業種の仕事へ転職した20代女性の転職前後の仕事内容
転職前は短大卒業後、大手の繊維製品卸売会社で営業事務をしていまいた。
デパートの卸売担当の営業マンと一緒に取引先などを訪問し、仕入れが決まると伝票を切り商品を配達することを主にしていました。
デパートで展示会や催し物があるときは営業担当者と共に参加して、販売の手伝いもしていました。
転職後は、輸出貿易会社で繊維の輸出に必要な通関書類を作成する仕事をしています。
通関が終わった後は海外取引先から発行される信用状に沿って必要な買取書類を作成、取引銀行に提出する事務作業なども行なっています。
異業種の仕事へ転職した20代女性が転職を考えたきっかけ
英文科の短大在学中は特に希望する仕事はなかったので、卒業後は採用してもらえる仕事で良いと思っていました。
しかし、実際に営業事務の仕事をしてから半年以上経った頃に「今の仕事は本当に自分に向いている仕事なのか?」と疑問を持ち始め、好きな英語を使える仕事が出来たらと考えるようになりました。
そんな時に、貿易事務を長年やられている方と知り合い、話を聞かせてもらっているうちに興味を持ち始め、英文科の在学中には全く興味がなかった貿易事務の仕事へ転職を考えるようになりました。
異業種の仕事へ転職した20代女性が選択した転職方法
転職を考えるようになってからはハローワークに行ってみましたが、経験がない異業種の転職はなかなか難しいという担当者の声もあり、思うような求人は見つかりませんでした。
ハローワークで求人を探すのと並行して、リクルートの求人雑誌を毎週購読していました。
気軽に購入することができるので、毎週本屋に行って雑誌感覚で読んでいました。
その中で貿易事務の求人を片っ端から探し、ほとんどの求人に履歴書を送りました。
多くの企業からは書類選考の段階で不採用となりましたが、応募した中の何社かからは面接の返事を頂くことができました。
異業種の仕事へ転職した20代女性が転職活動で悩んだ事
経験がない仕事だったので、本当に転職できるのかという不安がありました。
英語は元々好きで英文科に入学したのですが、未経験の私を採用してくれる企業があるのかいつも不安になりました。
特に貿易事務の経験のある知り合いの方に実際に輸出書類などを見せて頂いた時は専門用語ばかりで全く理解できず、余計に自信を失いかけていました。
それでも後悔しないように納得できるまでやってみようと気持ちを切り替え、応募し続けました。
一番辛かったのは親の言葉でした。
- 「今の仕事があるのに、どうして辞めるのか?」
- 「まだまだ留まって頑張れないのか?」
- 「あなたの転職は逃げなんじゃないの?」
親は心配からそのような言葉を言ってくれるのは頭では分かっていますが、そのような言葉を聞く度に自分の気持ちをしっかり説明しなければならず、正直親とは話したくない時もありました。
親(50代の人)にとって、転職とはあまり良くないことに思えるのかもしれません。
自分でも転職する自信がなかったので、余計に親の言葉に感情が乱れたのだと思います。
しかし、今になって親の気持ちを考えると、子供の行動はただただ不安で仕方なかったのかもしれません。
異業種の仕事へ転職した20代女性が転職成功のためにやった事
まず、異業種の仕事でどういう資格や能力が必要かを考えました。
求人情報にも必要な資格や経験などが書いてあるので、それも参考にしました。
貿易事務自体の知識は全くなかったので、それ以外で必要なことを考えた時に、在学中に学習した英文タイプをもう一度勉強し直そうと思いました。
そして英文タイプを勉強できる学校を探し、通って資格試験を受けました。
資格は履歴書にも記入できるので、大切な自己アピールになると思います。
そして面接でもタイプが出来るかどうかを質問されたり、入社テストでタイプのテストがあったので、勉強して良かったと思いました。
あとは希望している仕事の経験者に話を聞くことはとても大切だと思いました。
私は知り合いに経験者がいたので、話を聞く機会を持てたことがとても幸運でした。
話を聞く時は良いことだけでなく、仕事をしていて大変なことも聞いておいた方がいいと思います。
経験者しか分からないこともたくさんあるので、経験者から話を聞くチャンスがあれば、聞いておいた方がいいと思います。
転職に関しては、友人の存在も大切だと思います。
特に、転職経験のある友人から転職経験の話を聞くと、転職活動を続けていくモチーベーションを維持することができます。
転職活動は基本的に1人でやる活動ですが、人に話をしたり人の話を聞くことも、転職活動中はとても大切だと思いました。
異業種の仕事へ転職したい20代女性へアドバイス
同じ職種や業界で経験を生かす仕事を希望している場合、転職はそれほど困難ではないかもしれません。
しかし、全く経験がない異業種の仕事へ転職する時は全てのことを一から始める必要があるので、色々と工夫する必要があると思います。
自分なりに必要な資格やスキルを調べて身につけたり、場合によっては私のように学校へいく必要もあるかもしれません。
また、インターネットなどで経験者の意見なども出ているので、参考にするのもいいと思います。
未経験から挑戦できる職種や業種もたくさんあるので、一番必要なものは勉強させてもらう「謙虚な気持ち」だと思います。
この謙虚な気持ちを持ちながら面接に臨み、自分の気持ちを素直に伝える事で、転職活動もいい方向に向かうと思います。
最後まで諦めずに、自分のやりたい仕事に挑戦して下さい。
まとめ
S.Sさんが言われていたように、謙虚な気持ちを持ちながら転職活動を進めていくことで、異業種の仕事へ転職できる可能性を高めることができます。
異業種の仕事へ転職する時には、S.Sさんも苦戦した書類選考が大きな関門となります。
いくら異業種の仕事に挑戦する熱意を持っていても、書類選考で落とされてしまうと、その熱意を面接で伝えることもできません。
このようなリスクを防ぎたい人は、転職エージェントの就職Shopを利用してみて下さい。
就職Shopは業界最王手のリクルートが運営する転職エージェントで、異業種をはじめとした未経験の仕事に挑戦する20代の転職サポートを専門に行なっています。
そのため、就職Shop利用者の4人に3人は正社員未経験となり、未経験の仕事に転職する時でも、安定した働き方のできる「正社員」として転職することができます。
また、未経験の仕事へ転職する時には大きな関門となる書類選考も就職Shopでは免除され、応募後はいきなり面接に進むことができます。
書類選考が免除される理由として、就職Shopで紹介している求人先の企業が、転職者の人柄や仕事への意欲を大切にしている企業となっていることがあります。
そのため、応募者の今までの経歴を元にした書類選考は行わず、新しい仕事へ挑戦する熱意や想いを、応募者から直接聞くようになっています。
もちろん、面接をしたからといって必ず採用されるわけではありません。
しかし、今まで書類選考の段階で落とされてしまい、面接で自分の気持ちを伝えるチャンスがなかった人も、就職Shopを利用することで、自分の気持ちを面接で確実に伝えられる機会を得ることができます。
転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。