仕事と子育ての両立を理解する企業になかなか出会えず、思うように転職活動が進まなかったD.Aさん。
この記事では、子育てと仕事を両立させた希望の働き方を手に入れたD.Aさんが、転職成功のためにやったことを紹介しています。
D.Aさんと同じように、子育てと仕事の両立を考えている30代の女性は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
転職者情報
- 名前:D.Aさん
- 年齢:30代中頃
- 性別:女性
- 家族構成:既婚(子供1人)
- 転職活動のタイミング:退職後
- 転職方法:転職サイト、転職エージェント
- 転職決定までの応募社数:30社以上
- 転職活動期間:1年以内
- 転職中の悩み:子供がいるために転職先が決まらない
- 転職前の勤務地:愛知
- 転職後の勤務地:東京
- 転職前の職業:メディア
- 転職後の職業:メディア
出産・子育てから転職した30代女性の転職前・後の仕事内容
大学を卒業後、地元の新聞社で働いていました。
最初は現場スタッフとして取材に行き、徐々に新聞記事の執筆も任されるようになりました。
仕事にとてもやりがいを感じていましたが、仕事はかなりハードでした。
新聞社などのメディアは24時間仕事がありますし、重大な選挙や事故等があれば夜中や休日であっても関係ありません。
取材のために家に帰れないということも珍しくありませんでした。
結婚し、子供が生まれた直後に夫の転勤で東京に引越し、子供が幼稚園に入る前からまた仕事がしたいと思うようになりました。
東京は待機児童等が深刻ですし、保育園は最初から期待していませんでした。
そのため、子供が幼稚園に行く1年前から求職活動を始め、インターネットでニュースを提供しているメディアに転職することになりました。
女性であること、そして子供がいるということだけで転職活動が厳しくなります。
しかし、インターネットでニュースを配信する現在の仕事は新聞社などに比べるとハードルが低く、慣れれば自宅での作業も可能になるため、子供が小さいうちは特にありがたいと感じています。
出産・子育てから転職した30代女性が転職を考えたきっかけ
もともと新聞社でやりがいを感じながら仕事をしていたのですが、結婚して妊娠後にすぐつわりが始まり、切迫流産になってしまいました。
当然ながら24時間忙しい仕事を続けることができず、上司からは落ち着くまで休んで良いと言われたのですが、やはりチームワークが大切になる仕事なので、いつも申し訳ないと思っていました。
高校生の頃からやりたかった仕事ですから、つわりがひどい時は出来る限りデスクワークをやらせてもらい、無理しながらも仕事を続けていました。
しかし、妊婦検診で切迫流産を言い渡され、自宅での安静を言われました。
しばらくは職場を休む形で対応していましたが、切迫流産が悪化して入院しなければならなくなり、仕事をどうしようかと悩む日々が続きました。
しかし、このように悩む事がストレスにつながったのか、状態は全然改善しませんでした。
「せっかく授かった子供を失うわけにはいかない」「私に本当に力があるならば、子供が大きくなってからでもまた仕事ができる」と自分の力を信じ、一度仕事を辞めることにしました。
面白いもので、仕事を辞めようと決意したらストレスがなくなり、切迫流産が改善しました。
出産・子育てから転職した30代女性が選択した転職方法
子供が幼稚園に入る前から転職活動を始めましたが、転職活動では主に転職サイトや転職エージェントを利用しました。
何せ子供がいるため、ハローワークなどに行くことができませんでしたし、何よりもインターネットで仕事を検索したほうが早かったです。
子供が産まれた後に夫の仕事の都合で東京に引っ越したため、とにかく求人の数は多く感じました。
やはり東京は求人の数が多いんですね。
一度だけ転職エージェントの人に会って話さなければいけないことがあり、先方に事前に話をして理解してもらった上で子供を連れて行きました。
それ以降は直接話さなければいけない時は電話で対応してもらいました。
出産・子育てから転職した30代女性が転職活動で悩んだ事
転職活動で1番大変だったのは、やはり子供がいるという事と、私が女であるという事でした。
というのも、やはり子供が小さいうちは自由がきかないことがあります。
特に子供が小さい場合、子供が熱を出したら母親が迎えに行かなければいけないことも多いですよね。
夫は融通が利く仕事ではないため、やはり私が子供を迎えに行かなければならなくなります。
特に私も夫も実家が東京でないことから頼れる家族や友人も近くにいないため、企業からは「子供に何かあったら仕事ができないですよね」「子供はどうするんですか?」と聞かれることが多くありました。
また、私が30代前半であるということから「2人目は考えていますか?」とプライベートなことも聞かれました。
男女雇用機会均等法ができたといっても、まだまだ社会は男性優位であり、産休や育休で仕事を抜けなければいけない女性が企業で働き続けるのは難しいと実感しました。
出産・子育てから転職した30代女性が転職成功の為にやった事
転職活動をしている時に子供がノロウィルスにかかったことがあり、24時間寝ずに看病しているうちに「今仕事をしていたらどうなっていたんだろう、、、自分の子供を守るために職場に頭を下げて、罪悪感を感じながら子供の看病をするのは嫌だ!」と思うようになりました。
この経験から、今の私の状況を理解してくれる職場を探そうと思い、転職先を絞るようにしました。
- 自分の新聞社で働いていた経験を生かせる仕事
- 子供がいるので、働き方の自由度が高い仕事
- 転職先の東京には頼れる人がいない
- 保育所に子供を預けるのは待機児童の問題から難しい
このような条件の中で転職先として選んだのが、インターネットのニュース配信をする会社でした。
インターネットのニュース配信をする企業もオフィスに出勤する事や取材等に行く必要もありますが、仕事に慣れてくれば在宅でも仕事ができるので、今までの経験を生かしながら子育て中の自分にピッタリの仕事だと思いました。
転職先を絞り込んだ後は転職サイトと転職エージェントをフル活用しながら該当する求人を探していき、少しでもいいと思った企業は積極的に応募しました。
書類選考が通過し面接を受ける時には子供を預けることになりますが、子供がいることを伝えると子供同伴で面接に来てもいいと言ってくれる企業があり、その時は本当に嬉しい気持ちになりました。(今働いている会社が、面接に子供同伴のOKを出してくれたところです)
出産・子育てから転職を考えている30代女性へアドバイス
結婚や妊娠を機に仕事を辞めなければいけない女性や、子供が保育園や幼稚園に行くようになってから仕事に復帰したい女性は多いと思います。
しかし、現実は子供を持つ女性が働く事は簡単なことではありません。
もちろん、そのハンデを乗り越えて転職先を見つける人もいるでしょうが、そうはいかない女性も多くいます。
だからこそ、子供がいることを理解し、それでも問題ないと言ってくれる企業を探すことが大切だと思います。
私は運良くいい会社に出会えましたが、そのような企業に出会うのは簡単なことではないので(今の会社に出会うまで30社以上申し込みました)、時間をかけて探すことも大切です。
子供がいても働きやすい職場は多くないので、すぐに転職先が見つかると考えないことも大切だと思います。
時間をかけて求人を探していけば、子供がいても働きやすい仕事に必ず出会えると思います。
最後まで諦めずに頑張って下さい。
まとめ
D.Aさんが言われていたように、子育てと仕事の両立を理解した会社はまだ多くありませんが、女性が働きやすい会社は女性だけでなく、全ての従業員にとっても働きやすい会社ということを、多くの企業が気付き始めています。
子育て中の人は転職活動をする時間も確保することが難しくなりますが、このような時はD.Aさんも利用した転職エージェントを利用してみて下さい。
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転職エージェントの具体的な転職サポートには、次のようなものがあります。
転職エージェントの転職サポート |
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これらの転職サポートを全て無料で利用することがきます。
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全国には約18,000もの転職エージェントがありますが、30代の子育て中の女性におすすめの転職エージェントはマイナビエージェントになります。
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- 大量の応募者による採用手続きの手間を避けたい場合
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転職することが全て正しい選択ではありませんが、今の状況が続いた1年後、3年後の自分の姿を想像しながら、これからの行動を考えてみて下さい。
実際に転職するかどうかはともかく、あなたが今より自分らしく働けるようになることを願っています。